笙ヶ岳一峰で のんびり1時間ほど過ごし・・・
13:20 下山開始。
ツバメのような…ツバメより一回り大きいような鳥が
頭上をひゅう~ん・・・ひゅう~ん・・・と飛んでいた。
ニッコウキスゲの実、
中に種がギッシリ詰まっていそう。
ハクサンフウロのツボミ、
開く頃になると グッと首を持ち上げるのかな。
来る時は気づかなかったハリブキの実。
こんなに真っ赤で目立つのに。
花は もちろんキレイだし・・・
ツボミもキレイだと思う。
ジワジワ伸びてきたチングルマ。
この石も、あと何年かしたらチングルマに覆われるんだろうか。
この石の周りには、
チングルマの他に アオノツガザクラやハクサンシャクナゲもあるね。
少しずつ少しずつ、変化しているんだなぁ。
このヨツバシオガマは、
すでに種が こぼれ落ち始めたようだぞ。
千蛇谷から湧き上がっているようなガス。
今 外輪山を歩いている人たちには、ブロッケンが見えているかもしれない。
三峰への登りに入る手前では・・・
やっぱり 石を眺めずにはいられない。
振り返り見て、三峰へと登って行く。
すると・・・
ピークの少し手前で、
来る時には気づかなかったオヤマリンドウが目に入った。
その近くには、ツボミがいくつも。
来る時は、
足元の花でなく、きっと遠くの景色に意識が向いていたんだな。
その時その時、
自分が意識を向けたものが目に入るんだなぁと改めて思った。
13:50 笙ヶ岳三峰から下り始めた。
子どもの頃、
「私の中に私の世界が広がっているように、
一人ひとりの中に 違う世界が広がっているんだなぁ・・・」
なんて考えて、頭の中がグルグルしたことがあった。
今あらためて そう思っている。
一人ひとり、自分が意識したものが目の前に映っていて・・・
人それぞれ違う世界を生きているんだな・・・と。
一緒にいても、見たり感じたりしているものは違う。
あれ? このエゾシオガマにも 来るときは気づかなかったな。
すでに赤くなってきたイワショウブ。
花ばかり見てしまうけど、
スッと伸びた茎とその下にある葉も撮ってみた。
ふと見ると、
イワイチョウの葉が すでに黄色っぽくなっているところがあった。
季節は、夏から秋へと進んでいる・・・。
岩峰から長坂道T字分岐の方へ。
何だか目にとまって撮ったギボウシ。
1本の中に すでに実ができているものから、花、ツボミ・・・とある様子を
ちょっと眺めた。
・・・⑦へ続く・・・