尾根道を山頂の方へ。
ここから道はなだらかなので、気分的にラクだ。
同じ道でも、方向が変わると景色が違って見える、
そして・・・
違うものが目に入ったりもする。
こんなのも目に入っちゃったよ。
ツルアジサイの葉に 蛾か何かの幼虫・・・。(;^ω^)
相変わらず強めの風が、ザワザワと木々の葉を揺らす。
その音の中を 歩いて行く。
木々から見下ろされてる私。
昼近くなり、
上から陽が差すようになって
植物たちが また違って見える。
・・・このブナは 何年目かな?
細い枝をそっとなぞってみた。1つ・・・2つ・・・。
節が2つってことは・・・3年目?
大きなブナは、小さなブナを厳しく「育てる」って ある本に書いてあったな。
厳しい環境でも耐えていけるように。
いくつもの実生のブナがかたまっているところもあった。
この中で大きく育っていくのは いくつあるのか・・・。
この辺りから 岩が登場。
岩の上にも 隙間にも 植物。
やや急な階段が見えてきたぞ。
でも、十二滝側の斜面の道に比べたら 全然平気。
・・・と自分に言い聞かせて登って行くと、
ブナの根元に咲くイワウチワが 笑いかけてくれた。
こんなふうに現れる岩に意識を向けている時、
突然 足元の花が目に入って ドキッとすることがある。
大きな岩壁のそばの狭い道。
岩壁の反対側に落ちないようにして。
岩のあるところを歩くのは オモシロイ。
戻りは『須弥壇岩』には寄らずに行く。
さぁ、ここも登るぞ~。
と タカタカ登って行くと、
登りきる手前で イワウチワのツボミがチラッと目に入り、
1・2段戻って しゃがんで眺めた。
ツボミのわきには 新しい葉も。
戻りも撮ってしまう、迫力のマツの根。
さぁ、向こうに登って行ったところが山頂だぁ。
・・・と思いながらも、
すぐに立ち止まって シキミを眺め・・・
ほら、山頂の東屋が見えたぞ。
・・・と思いながら、
また立ち止まって
やわらかな色のブナの葉を眺めたり・・・
風に揺れる様子を眺めたりして・・・
12:24 ようやく山頂に到着。
この日 2度目の東屋へと登って行くと、
東屋には 私を追い越して行った方がいらした。
ちょっとお話した後、その方は、
「ゆっくり休んだので もう下ります」
と言って下っていった。
鳥海山は、上の方がガスで隠れちゃったな。
静かな山頂で、ぐるっと景色を眺めながら軽くエネルギー補給。
相変わらず 強めの風が吹いていた。
・・・⑥へ続く・・・