THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/05/06 『鳥海山山麓で早春の彩探し』②

 

草津川の水音を聞きながら一休みしたあと、
再び歩き出した。

 

 

 

 

 

あちらこちらで遊歩道とつながってる。

 

キブシには 雄の木と雌の木があるとのこと。
下向きに咲くキブシの小さな花を よ~く観たことはなかったけど、
あたらめて見たら・・・


花の中に緑色の実ができ始めている木と、

雄しべのようなものがある花の木があった。

花が咲き始めた頃だとわかりづらいかもしれないけど、
葉が出てきたこの時期だと区別がつく。

 




 

地面にへばりついてるロゼット状の葉。
タンポポの小さいヤツみたいな。


「『ブタナ』、これは増えるし取りにくいし、たいへんなのよ~」
と白壁さん。


ヤマザクラの花を見ながら ソメイヨシノの話に。

樹齢が100年くらいと言われているソメイヨシノは そろそろ無くなるだろうということで、
現在 ソメイヨシノの後に植える別の種類(名前を忘れた)のサクラを増やしているところなのだそうだ。


広い場所に出たところで、スタッフの一人Kくんがいきなり走り出し、何かを捕まえようとしていた。
その姿が、学生時代ヘビの研究をしていたというNCスタッフのⅯ君に似ていたので、
もしかして・・・と思っていると・・・

やっぱり!


これはシマヘビのよう。
「鱗の数が 1周11個だと〇〇、13個だと△△なんですよ(シマヘビかヤマカガシか)」
と 本間さんが教えてくださった。

カッコいい顔だ。(ピンボケなのが残念)

 

積雪期、あの看板のあるところから鳳来山へ登ったんだった。
今はもう 藪の斜面になっているだろうな。



そういえば鳥の巣箱がかけられたりしていたし・・・
遊歩道が見えるので散策コースになっているようだけど・・・


ところどころのブナの幹に爪痕があったから、
あの林の中へ入っていくのは勇気が要るなぁ・・・。(;^ω^)

 

「『カキドオシ』の葉っぱ、美味しいのよ~。
 ご飯に混ぜてもいいし・・・天ぷらが美味しいかな~」

「まあ、何でも天ぷらにしちゃえば 美味しいんだけどね。ハハハ・・・」
白壁さんの明るい笑い声。

心字池の木道の方へ進んで行く。

木道の手前に落ちていたのは・・・何の毛だろう?
ウサギ?




心字池のそばには、ミズバショウやミツガシワが。
ミツガシワは、もう少しで花が咲きそう。

 

心字池越しに 積雪期に登ったルートを目で辿ってみた。
白い雪面が見えていた辺りも、もう緑になってる。

 

木道をまわり、車道に出た。
あとは ここを下って鳥海山荘の前を通ってイヌワシみらい館に戻っていく。

霞んでいるけれど月山も見えていた。


イタドリ。先のやわらかい部分が美味しいそうだ。
本間さんは昨日 天ぷらにして食べたそうだ。
子どもの頃、茎を炒め煮にしたものをよく食べたな。


子どもの頃によく食べていたものを、
この年齢になると食べたくなる。

 

振り返って、積雪期に何度か歩いたコースを思い出していた。

無雪期に何度か歩いた山でも、
雪が降ると景色が変わって違う山のようになってしまうんだよね・・・。

 

これ・・・何を教えていただいたのか、すっかり忘れた。(;^ω^)

 

 

こんなところにもスミレ。
アリがスミレの種を運ぶというけれど、その様子を見てみたいなぁ。


種の先にある白くて甘い部分を取って、後は捨ててしまうので、
あちらこちらにスミレが生えるようだけど・・・。


ドングリの仲間?
「コナラ、ミズナラ・・・標高の高いところにあるのは たいていミズナラですね」

長く垂れ下がったのは雄花で、雌花は別にある。
クリもそうだったね。


昨年はドングリも実がほとんどならなかった気がするけど、
今年はどうかな?

 

ハンノキ。
昨年の実が残ってて、これから実になりそうなのもある。

 

「野球部だったKく~ん! バットの材料になる木があるよ~」
とKくんを呼ぶ声。
・・・ということは、アオダモ


近くに行って見て あれ?と思った。
先日 母狩山から下る途中で 林の奥に見えた花は、これなのでは?

「この太さじゃ まだバットにはできないけどね~」


昔から いろいろな木の性質を知って それぞれを適したもの・場所に使ってきたんだよね。
私は、いろんな木の性質なんて全く分からないけれど。

 

 

 

これは・・・グミだって。

そういえば昨年5月末に豪士山に行った時、グミの木がたくさんなったなぁ。



白壁さんが イタドリの茎をパチンパチンとハサミで切っている。
縦にしてフ~ッと息を吹きかけて音を出してみようというのだった。
何度かフ~フ~しているうちに、少し音が出るようになってきた。

子どもの頃、ササの葉の先でブ~という音を出して遊んだことを思い出した。


 

 

 

イヌワシみらい館の入り口まで戻ってきた。
そこにウワミズザクラのツボミ。

 

眺めているのは・・・

 

ブナの実。
今年は いっぱいなってるね~。

「全部が結実してるとは限らないんだけどね」

第一部が終了。
これから中に入って 第二部の草木染。

 

あらかじめ用意して下さっていた中から 自分が染めたい植物を選ぶ。
笹の葉、タンポポの茎・花、玉ねぎの皮、ブナの葉、ヤマブキの葉、ビワの葉・・・

染めたあとの見本がいくつか掲示されていて、
しっかり染まるのは 玉ねぎの皮や ビワの葉のようだったけど・・・

私は あえてブナの葉を選択。
本間さんが う~ん・・・と言って渋い表情をしたけど、
ブナの葉でやってみたい気持ちに変わりなし。

 

お湯でに出して染め汁を作る。

 

ブナの葉は煮ても あまり色が出ず。
この時点で だいたい予想はつく・・・。(;^ω^)

 

鉄・アルミ・銅の中から、私は銅を選んだ。
ブナの葉を煮出した汁と 銅を混ぜた水、交互に3回くらい浸すのだそうだ。

 

染めるトートバッグの上に和の模様の型紙で切り抜いた紙を置き、
細かい網?を乗せてペースト状のノリみたいなの(なんだったけな~)を塗り、そ~っとはがした。
この部分には色が染まらないてことだよね。

 

ブナの煮出し汁にトートバッグを入れるも、ほとんど煮汁に色なし。
でも、濃い色に染まる・染まらないにかかわらず、
ブナの葉の煮汁で染めてみたかった私は、気にならず。
(スタッフの方は すごく気にかけて下さったけれど)

煮汁・・・銅・・・と繰り返し、

水でゴシゴシ。


そして最後にアイロンをかける。

・・・のだったけれど、
時間の関係で、私は帰宅後にアイロンをかけることにして イベントの時間は終了。

イヌワシ未来館の本間さんはじめ、スタッフのみなさま、
一緒に参加したみなさま、
そして・・・
「自然大好き!」というオーラいっぱいだった講師の白壁さん、
楽しい時間をありがとうございました!