午後からは、久しぶりに県立自然博物園のガイドウォークに参加することに。
久しぶりの定点撮影。
志津~姥沢線からネイチャーセンターの方へ入ると間もなく、
道路の端には 山菜採りの人の車がいっぱいだった。
ネイチャーセンターの入り口でガイドウォークの申し込み。
午後の部の参加者は 私一人のようだ。
カウンター奥には、Kさん、Sさん、そしてⅯさん。
ガイドウォークは Ⅿさんが案内してくださるとのこと。
よろしくお願いします。
少し時間があるので、
駐車場付近でキョロキョロ。
トチの花がいっぱい。
何の虫だろう? 雁戸山でも見たぞ。
水路の方へいってみると・・・
シャ~ッと スゴイ速さで泳いでいくのが見えた。
1匹。2匹。・・・3・・・4匹くらい?
13時半、『二次林コース』入り口からスタート。
例年なら 入り口付近に まだ雪の山があった気がするけど、
雪は 少し残っているのみ。
落ち葉の上に落ちていたのは・・・ウリハダカエデの花。
これは・・・ツリバナのつぼみだろうか。
落ち葉の陰から 頭がちょっと見えているギンリョウソウ。
小さな小さな葉っぱ、見っけ。
開き始めた朴の葉。
やわらかなブナの葉。
「それ、何だか分かる?」
とⅯさんから訊かれ、
「ザトウムシ!」
と答えた私。
Ⅿさんが訊いていたのは、このツボミのことだった・・・。(;^ω^)
・・・なんだろう?
自然博物園でも、今年はブナの実生が見られない。
これは・・・2年目のブナ?
サササ~ッと足元で動いていたのは・・・
やっぱり、アナタでしたか。
これは・・・ツノハシバミだったかな?
雄花の付け根?に小さな雌花が付いてる。
雌花だけの枝もあった。
尾根に上がる。
雪どけが早い尾根。
ムラサキヤシオの花が咲くのも早かったのだろう。
タムシバ。
葉が出てきてるね。
毎度 撮ってしまう木の根。
向こうに大きなホオノキ。
そこにポツポツと花。
今年は、カンアオイの花が多いそうだ。
穴が開いた葉もたくさんあって、裏返してみたけれど・・・
ギフチョウの幼虫は見えなかった。
ここもいつも撮りたくなるところ。
大きなブナを見上げて眺める。
その向こうには湿地がある。
手前には、まだフレッシュなミズバショウ。
雪どけの早い奥の方では、ミズバショウの葉が大きくなっていて、
その葉の間で ヒキガエルが産卵中のよう。
鳴き声が聞こえ、
動き回っているカエルの姿が見えた。
ミツガシワも咲いてる~。(近くまで行けなくて残念)
湿地から 元玄海のへ。
すっくと上に伸びて咲いたイタヤカエデの花。
今まで見た花は ピークを過ぎて下を向いていたり 地面に落ちているものが多かったから、
こんな姿を見ることができてうれしい。
沢を渡り、木道を歩く。
湧水ポイントには今回は行かずに 直進。
この辺りに サンカヨウが咲くんじゃなかったかな・・・と見ると・・・
まだツボミ。
さぁ、この先はブナ林になるよ~。
弱っている木がある所を避けていく案内標示あり。
少しずつ少しずつ変化していくんだね。
モリアオガエルの卵は・・・水に落ちてしまっていた。どうしたのかな。
クロサンショウウオの卵嚢も あった。
毎年見る場所で また見ることができると ホッとする。
少しずつ少しずつ森に還っていこうとしている木。
元気いっぱいの植物を眺めるのもいいし・・・
静かに森に還っていこうとしている植物を眺めるのも
心に響くものがある・・・。
この辺りは、雪が遅くまで残る所。
細い木々が ウネウネしている。
何本も触手をのばしたモンスターのよう・・・。(;^ω^)
あそこにも クロサンショウウオの卵嚢が見えるね。
ふと見た倒木に、ビッシリとコケ。
ふと見上げたら、
木々の葉の上に さらにのびた枝に、トチの花が咲いているのが見えた。
「『トチ婆さん』だよ」
と聞いて驚いた。
・・・『トチ婆さん』、まだ あんなにたくさん花を咲かせてるのかぁ・・・と。
「葉っぱは だいぶ小さくなってるけどね」
周囲のどのくらいまで根を広げて張っているのか。
今回は 何だか『トチ婆さん』に惹かれ、
しばらく眺めた。
・・・②へ続く・・・