海岸沿いに、北側へと歩いて行く。
向こうに 烏帽子群島と御積島が見えた。
透明な海水。差し込む陽の光。底に見える石。ユラユラ揺れる水。海面に映る青空。
銛で何かを獲っている方が。
なんとウミウシだという。
( 子どもの頃、ウミウシを裸足で踏んづけてしまった時の感覚と
ウミウシが出した紫色の液体?を思い出した・・・。(;^ω^))
「エサになるのさ」
丸みを帯びた石が いっぱい。
なるほど、ここが『賽の河原』か。
こぶしほどの大きさの丸石が大量に打ち上がった浜です。
島民はめったに近寄らない場所で、
古くから霊の寄りつく処、あの世だと信じられてきました。
この丸石は安山岩という岩ですが、付近の岩とは種類が異なります。
沖に見える烏帽子群島には『クズ浜』という丸石が集まった浜があります。
この浜の石は賽の河原と同じ種類の岩ですので、
賽の河原の丸石は烏帽子群島に由来する石ではないかと思われます。
烏帽子群島の岩が長い時間をかけて浸食され、
波浪・海底の地形・地面の隆起・海水面の上昇下降など、いくつかの理由によって
賽の河原にたどり着いたものではないかと考えられます。
そしてこれが『ロウソク岩』。
夕日がちょうど岩の上部分にある時に、火をともしたロウソクに似ているらしい。
その向こうには灯台が。
『遠賀美神社』かな。
貝殻がたくさん落ちている。『シェルビーチ』 。
(私が子どもの頃 家族で行っていた海岸は、
最近 砂浜が狭くなり、貝殻がほとんど見られなくなってしまっていたなぁ)
『ゴトロ浜』の崖。
ゴトロ浜には 波に削られてできた高い崖があり、海底火山の堆積物が数千にもおよぶ層になっています。
飛島が かつて海の底にあったことが よくわかります。
海底火山の堆積物かぁ・・・。
ここもオモシロイ景観。
島の周囲には、干満によって陸と海を繰り返す浅瀬が広がっています。
長い年月をかけて 島の隆起にともなって 海に削られてできたものです。
う~ん・・・オモシロイ。( ´艸`)
・・・④へ続く・・・