河原宿から 今度は月山森の方へ。
・・・の予定だったけど・・・
ちょっと雪渓を見たくなり、
月山森へ行く前に 大雪渓を見に行くことにした。
来た~!
ちょっと雪渓に上がったところで、しばし 景色を眺める。
雪解け水が流れていく方を眺めたり・・・
雪渓を登っていく人や 雪渓のわきの夏道を登っていく人・・・
灌木の縁に沿って咲いているコバイケイソウ・・・。
次々に変化しながら流れていく雲・・・。
こんな日に上まで行かないことを ちょっと残念に思いつつ・・・
戻って 月山森へ行こう。
分岐から入って行くと、
ミヤマリンドウやトウウチソウのほか、ギボウシやキンコウカなどが咲き始めていた。
木道ですれ違った方は、
鉾立から登ってきて、 この後 薊坂~七高山~新山~千蛇谷~鉾立・・・と周回するそうだ。
私も年に一度 周回していたけれど、今年は どうかな~。
遅くまで雪渓があったところでは、チングルマの花盛り。
振り返って見る。
目指す月山森、この時は見えていたけれど、 ガスに時々隠れて見えなくなっていた。
西鳥海の景色は見えないかもしれないな~と思いながら向かう。
キレイな緑の草原。
ここが秋には素敵な草紅葉になる。
青空が映るボタ池を眺め・・・
そこらじゅうで フサフサ毛をなびかせているチングルマを眺め・・・
庭園のような景色を眺めながら歩いた。
分岐まで来た。ここから月山森のピークまでは数分。
斜面の雪渓は わずかに残るのみ。
尾根の切れ込みのところに登っていく。
登り始めの辺りには、
シダやベニバナイチゴ、ナナカマドなどが。
間もなく、道を雪解け水が流れる状態に。
足元に気を付けて登っていく。
この辺りは 雪がとけたばかり。
枯草の間を水が流れていた。
雪解け水が流れるそばには
イワイチョウの葉やヒナザクラが。
何度も振り返って景色を眺めながら登る。
河原宿の方からも どんどんガスが流れてくるようになっていた。
尾根に上がってからは、ハイマツやシャクナゲの間を西の方へ。
シャクナゲは、花が咲いているのは少なく、
実ができているのが多かった。
ピークを過ぎ、さらに西側へ進む。
晴れていれば 西鳥海が一望できるのだけど、ガスで見えない可能性大。
北側を見ると、
千畳ヶ原の方から上がってきたガスと 河原宿の方から来たガスとが
ぶつかり合うような感じだった。
そして・・・西側の景色は・・・
ガ~ン・・・覚悟はしていたけど真っ白!
南西側も・・・真っ白。
気持ちを切り替えて、コーヒー&スイーツで一休み。
すでに葉の色が変わり始めてる?
ヨツバシオガマも。
花は トウゲブキがあちらこちらに咲いていたくらい。
何だか夏の終わりを感じるなぁ・・・
・・・なんて思いながら のんびりしていると・・・
ガスが時々切れ始め・・・
千畳ヶ原が見えることも。
「残念。今日は 月山森までで戻るつもりで来たんだ。
体調が良かったら 千畳ヶ原まで下りていきたいところなんだけど・・・」
と思いながら 戻ることにした。
私の後から月山森に来た方たちが 先に斜面を下って行く後ろを
また のんびり ゆっくり キョロキョロしながら下っていく。
途中、楽しそうに話をしながら登ってきた親子連れとすれ違った。
分岐に出ると、千畳ヶ原へ下りるかどうか相談中の人達がいた。
「行きたいなぁ・・・」
「でも、あの様子だと、絶対ガスが来て真っ白になるよ」
・・・結局 お二人は千畳ヶ原まで下りることにしたようだ。
木道を下っていくお二人の姿を見ているうちに・・・
ナント、自分も千畳ヶ原まで行きたくなった! ( え~っ・・・)
・・・④へ続く・・・