鎧ヶ峰山頂に着くと、Uさんが私の顔を見るなり言った。
「あ~あ、もう30分遅く来れば良かった~」
急斜面のラッセル、やっぱり大変だったんだろうな。
ワカンの応急処置をしたり、あちらこちらで立ち止まったりしていたから、
もともと私より速いUさんには追い付かなかったよ。(;^ω^)
山頂の向こうには母狩山。
もう少し南側まで行ってみよう。
この時期は、藪にじゃまされずに母狩山が見える。
いつか、ここを下って もう少し先へ行ってみたいな・・・
と思いながら、動物のトレースを眺める。
何年か前、山岳会の方たちが母狩山に行ってたなぁ・・・。
あの急坂をラッセルしながら登ることを想像すると、
独りで行くには かなりの勇気が要るけれど。(;^ω^)
山頂を振り返って見る。
スゴイところにいるなぁ・・・。(;^ω^)
山頂に戻ってきて、また母狩山を眺める。
鎧ヶ峰から東側を見ると、
まっすぐ?向こうに虚空蔵岳が見える。
Sさんからお誘いいただいて1度だけ登ったのは、2017年3月下旬。
素晴らしい景色に感動したっけ・・・。
先に下山開始のUさんに挨拶し、山頂からの景色を眺めながら昼食タイム。
そして、
Iさんも下山するというので、私も下ることにする。
( Iさんの車の前に 停めさせていただいたからね。(;^ω^) )
久しぶりに鎧ヶ峰まで登ってくることができて良かったなぁ・・・と思いながら
12:34 下山開始。
何度見てもスゴイですなぁ・・・。
スゴイところの西側斜面をちょっとトラバースし・・・
急斜面をドキドキしながら下る。
振り返って見る。
ここから また急な下り。
雪庇の端の方に割れ目があるのを眺めたり・・・
ブナの大木のそばを通り過ぎた風の跡を眺めたり。
登ってくる途中にも眺めた雪庇を、下りでもまた眺めたり・・・
ブナの樹皮に見入ったり。
振り返った何気ない景色に目がとまり、立ち止まって しばし眺めたりも。
波打つ雪庇の上を歩きながら下ってきて・・・
振り返った木々の向こうに、さっきまでいた鎧ヶ峰山頂が見えた。
雪面に動物の足跡がトコトコついているのを見るたびに
その跡をたどって歩きたい衝動にかられるけれど・・・
やめておく。(;^ω^)
後から登って来たEさんが、Iさんと話をしながら下り始めた。
ベテランのEさんとは、何年か目の元日に鎧ヶ峰山頂でお会いしたことがあったなぁ。
Iさん、Eさん、その後ろに消防署の方たち。
雪庇の稜線を歩いてきて、ここから急な下りになる。
登りは右側の夏道の辺りを登ってきたけれど、
下りは ここをモフモフ直進!
やっほ~!と言いながら下ってきて、振り返って見上げる。
( 先に下ったUさんも この斜面を下ったようで、先にトレースがあった。)
夏道を下るIさんとEさん。
急斜面を下った後は、
また 林の中をあちらこちら歩いて・・・
作業道との分岐まで来た。
下りは、山頂を通らずに作業道を下る。
それにしても、クリームみたいだなぁ・・・。
・・・⑤へ続く・・・