笙ヶ岳まで、のんびり歩いてこようかな・・・
と思い、自宅を出たのは6時40分頃。
家を出て10分のところから見た鳥海山。
東風が吹いているのか、東側に雲がのびていた。
今のところ 笙ヶ岳はスッキリ見えているけれど、
この後はどうだろうか・・・。
よく撮る場所でパチリ。
逆さ鳥海が田んぼに映るのは、あとどれくらいの間かな。
鳥海ブルーラインの時間規制が解除になり、
早朝から歩き始めることも向かうことも
夕方の景色を楽しみながらのんびり下って来ることも
できるようになった。
8:20頃 鉾立に到着。
晴れの土曜日だから 駐車場には車がいっぱいかと思ったら、ガラガラ・・・。
いろんな規制が解除になって、出かけ先の選択肢?が増えたからかなぁ・・・。
家を出た頃にはなかった雲が ホワホワと流れてくるようになっていた。
稲倉山荘側の車道わきで登山届を提出。
登山口付近は もう雪が無くなっていたけれど、
右手の雪の上に上がっていくことにしよう。
8:35 スタート。
ツボ足で大丈夫だったけれど、
ズルッとなりやすい状態だったので、蹴り込みながら歩いて行った。
夏道に沿った辺りの木々、いろんないろがあってキレイ。
夏道に上がって間もなく、
ムラサキヤシオが咲いているのが目に入り、嬉しくなった。
足元にはスミレも。
満開のミネザクラ(かな?)。
こんなふうに咲いている時期には来たことが無かったかも・・・。
マイヅルソウは もう少しで咲きそう。
今年は いつまでも残雪の上を歩きたい気持ちが大きかったので、
高館山や金峯山~鎧ヶ峰~母狩山などでの「早春の花を眺めながらの山歩き」を
ほとんどしていないんだよな~。
でも やっぱり・・・
花を見ると うれしくなるなぁ・・・。
鉾立展望台のいつもの岩に上がり、奈曽渓谷を見下ろすと、
沢がだいぶ開いてきていた。
滝が勢いよく流れ落ちている。
展望台から夏道に戻って歩いて行くと・・・
滝が見える辺りに、シラネアオイの花がいくつも咲いていた。
この場所にシラネアオイが咲くことを知らなかったなぁ。
これは・・・ニッコウキスゲかな?
岩の隙間に生えたコケもカワイイ。
スタートが同じくらいだった酒田の方は、毎年この時期に訪れているという。
「今日は のんびり『花見』だよ~」
・・・たしかに、
道の両側のあちらこちらに 満開の満開のサクラの木があって、
ホントに『花見』だぁ・・・。
最初の急な石段を登る手前では、ブナが芽吹き始めたばかり。
石段を登る手前で向こうを見ると・・・ガス!
やはりガスがきたか~。
・・・家を出た頃は 雲が無くて山頂までスッキリ見えてたのに
鉾立に着いた頃には ガスが・・・
ということ、前にもあったなぁ。
どんどん流れるガスの間から青空が見えるならいいけど、
この日は どんな感じだろうか・・・。
酒田の方は「今日は のんびり御浜まで」とおっしゃっていた。
私も のんびり御浜まででもいいし・・・
状況を見ながら 行けたら笙ヶ岳まで行けたらうれしいし・・・
もしも笙ヶ岳の方がガスガスだったら 扇子森の方へ行ってもいいかな・・・
なんて思いながら登って行く。
大平方面から 話し声が聞こえてきたので そちらの方を見たら・・・
モワモワと動いているガスの上に きれいな青空が見えた。
青空が見えたりガスが流れてきたり・・・
という感じになるかなぁ・・。
ここから雪の上に上がる。
先行者の姿が 前方に小さく見える。
ジワジワ緩やかに登って行く。
、
河原宿を横切って笙ヶ岳へ行くなら 上の方をそのまま歩いていくけど、
まずは御浜に行くことにしたので、ポールに沿って斜面の下の方を歩いて行く。
振り返って見た 青と白の景色、いいな。
賽の河原の手前まで来ると、水音が大きくなってきた。
左側の低くなっていることろでは、
雪の下が空洞になっていて 雪解け水が勢いよく流れているのだ。
9:52 賽の河原付近まで来た。
このまま真っ直ぐ河原宿の方へ登って 笙ヶ岳へ行ってもよさそうだけど・・・
やっぱり御浜へ行こう。
・・・②へ続く・・・