槍ヶ先に着くと、楽しみにしていた景色があった。
足元に咲く黄色のミヤマキンバイを眺めた後、
青空をバックにした山々を眺めた。
槍ヶ先から稜線の道をたどったところに 尖がった烏帽子山。
そこからさらに稜線をつないだ先に八森山。
右奥に月山。左奥には村山葉山。
右に視線を移すと・・・
鳥海山が、朝見たのとは違う形で見えている。
さらに右に視線を移すと見えるのは・・・丁山地?
丁山地は まだよくわからなくて残念。
昨年 汗だくになって登った丁岳は どれだ?
風はほどんど無いものと覚悟していたけれど、
少し吹いていた。
まだ8時半だというのに、お腹が空いてエネルギー補給。
食べられないほど疲労感があるなら困るけど、
この感じなら大尺山までは行けそう。
8:46 槍ヶ先から台形のように見える大尺山の方へと歩き出した。
その大尺山の手前にある中先への登りがキツイんだよね・・・。(;^ω^)
槍ヶ先から緩やかに下る道の両側にあったのは、
なんとニッコウキスゲの葉。
両側にニッコウキスゲの花が咲く道を歩くところを想像してみた。
道の右側は切れ落ちた谷地形になっている。
その斜面にもいろいろな植物がイキイキとした姿で生えていた。
ノロノロ・ペースの私に、後から槍ヶ先を出た会津の方が追いついてきたので、
先に行っていただく。
その姿は、少しずつ下っていって小さくなっていく。
あの尖って見える中先まで登るのに、
いったん下らなくちゃいけないんだよね~。(;^ω^)
そのことを考えると 気が重くなるので、
花や景色を眺めながら ゆっくり行きましょう。
そうそう、この稜線沿いには、シラネアオイがたくさん咲くのだった。
鳥海山を眺めながら登れるって、嬉しいなぁ・・・。
な~んて私が眺めている間に、
会津の方は どんどん登っていく。
あの雪渓の雪解け水も、小荒沢へとつながるのかな。
雪渓の周りは まだ枯れ草の状態で、雪が解けたばかりという様子だった。
フリルいっぱいのイワカガミ。
さらに下っていくと、
鞍部近づくにつれ、カタクリの花が現れた。
雪が解けたところから 春の花が咲き始めるんだよね・・・。
1050mの槍ヶ先から 90mほど下り・・・
それから中先まで170m登って行く。(;^ω^)
今の自分には キツイんだけれど、
ここを歩くことができている嬉しさの方が大きいかな。
急がず焦らず、ゆっくり登って行こう。
陽が当たってキレイな斜面眺めたり・・・
足元の植物たちを眺めたりしながら。
鞍部では、木々の間を歩き・・・
そこをぬけて 一歩一歩登って行って・・・
中先への急登の途中で振り返ると、
さっきまでいた槍ヶ先が下に見えるようになっていた!
月山と葉山の間、奥にうっすら白く見えてるのは、朝日連峰じゃないか?
9:20 中先のピークと思われる辺りを通過。
尖がって見えた中先のピーク付近には、なだらかな道があった。
その先で また下りに入る。
そこからの景色は・・・
おお~っ!
大尺山から稜線を左に辿った先のピークの陰にチョコンと火打岳山頂が見えてる。
稜線の真ん中奥に見えてるのは・・・小又山?
うわ~い!・・・なんて思ったのは一瞬。
中先から また何十mか下って・・・
それから 大尺山まで登って行くんだよ。
振り返って見た中先。
登りに入ります・・・。
ここのカタクリは もう実をつけてるね。
下ります・・・。
ミツバオウレン、カワイイ~!
中先と同じくらいの標高まで登り返したところで振り返って見る。
大尺山は あそこだ。
会津の方の姿は、もう山頂の手前に見えた。
私も、ここから ひと踏ん張り。
9:52 大尺山に到着。
大尺山の山頂は あの辺にあるみたいだけど、
藪ヤブなのでパス。
ここまで来たら、火打岳まで行きたいよね!
さて、
火打岳の方の景色は・・・?
・・・④へ続く・・・