高瀬峡と堅餅岩を観に、鳥海山山麓へ。
Hさんから 新緑の時期の植物や虫たちのことを教えていただきながら。
この日は、日中の気温が25度以上、しかも風があまり無い予報だったので、
早めにスタートしたいと思い、
待ち合わせは しらい自然観駐車場に7時でお願いした。
スタート前に会ったキンラン。
山の神の駐車場には車が1台。
長坂道を笙ヶ岳の方へ登っていったのか、高瀬峡へ行ったのか。
7:07 スタート。
よろしくお願いします!
のんびりゆっくり歩きましょう、と言って下さったHさんが、
私のいつものペースと同じくらいか それ以上のゆっくりペースで歩いていくので、
ホッとし・・・
いつものように 上下・左右・前後・遠近・・・キョロキョロしながら歩いて行く。
イワナの姿は・・・・
立ち止まって ちょっと探したけど、見えなかった。
林の中、木々の下は ゴロゴロした溶岩の石。
左の『←高瀬峡』の方へ。
カエデの木が生えた石の下から湧水が出ているところ。
勢いよく水が流れ出ていた。
花のつくりが可愛いので、つい眺めたくなるツクバネソウ。
杉林のそばから 雑木林へ。
木々の葉が開く前だった1ヵ月前に来た時とは、全く違う場所のようだった。
花火みたいなシオデの花。
フジの花が落ちてる。
他の木にツルを巻き付けて伸びて行ったフジが、あちらこちらで花を咲かせていた。
渡戸橋、1ヵ月前はまだ板が設置されてなかったから、
横のワイヤーにつかまりながら、下のワイヤーにドキドキしながら足を置いて渡った。
今回は、橋の上で写真を撮ることもできる。
上流側。
「ポットホールがありますね~」
という声に見下ろすと、
確かに、あった。転がって丸くなった石も。
下流側。
橋を渡り終え、杉林の中へ入っていくと・・・
あれ? 茎の先の葉だけが無くなってる。
これは、おそらくカモシカだろうとのこと。
溶岩の石の間を流れてくる水の音が心地よい。
沢の中の石にコケなどの植物が生えてる様子も いいな。
苔生し・・・杉の葉がかぶさり・・・地面と同化しそうな倒木。
そこから 新しい芽が出てた。
ウルシが あちらこちらに出てきてるので気を付けていきましょう。
これも・・・カモシカが食べた?
真ん中の小さな葉は、全部食べられた後に新たに出てきたのかな?
ところどころに 大きな石。
イタヤカエデの葉も 上の方が無くなってるね~。
下りに入ったところで・・・
「ここ(写真の真ん中辺りの地衣類のように見えるところ)にアリジゴクがいるんですよ。
下向きに、ここが頭で・・・その下にアゴがあって・・・」
あ・・・何となくわかったぞ!
コマダラウスバカゲロウの幼虫であるアリジゴクは、
地衣類が生えた場所に棲んでいるのだろうだ。
周囲の地衣類を体に付着させ、アゴを広げて、近くを小さな昆虫などが通りかかるのを
ひたすら待つのだそうだ。
ひえ~っ・・・いつ通りかかるかわからないのに、ひたすら待つんですか。( ゚Д゚)
石の下を見ると、アリジゴクの穴。
これは・・・よく見たことある。
植物も 昆虫や鳥など他の生き物も・・・
その一つ一つに 生きるためのスゴイ仕組みなどがあるのだと思うと、
頭の中がグルグルしてしまう・・・。
( ヒトの体だって、スゴいんだよね・・・)
細い茎に小さな泡のかたまり。
Hさんがそっと泡を取り除くと、中から小さな虫が出てきた。
気づかないだけで、ホントにいろんな生き物がいるね~。
クルマユリの葉も出てきてる。
ババ沢にかかる橋。
その橋の上からの上流側。
スミレって いろんな種類があって、ほとんど分からない。
う~む・・・
辺りは 不思議と驚きでいっぱいだぁ・・・。
・・・②へ続く・・・