迫力のある木が多くなり、
何度も立ち止まって見上げたり 幹に触れてみたりしながら歩いて行く。
初めて障子ヶ岳を歩いた時は、
ガスが立ち込めて幻想的な景色の中を歩いた。
ガスの中、木々が踊っているように見えたことを覚えている。
月山が見えるポイントあり。
ずっと樹林帯を歩いていたところに パッと遠くの景色が見えると嬉しい。
ビッシリ 地衣類。
ブナの洞から コンニチハ。
クネクネと動きだしそうな木も。
ゴツゴツした石の上を這うように根が伸びたところも。
大きな石を根でつかむように根をのばし、大木になった木々。
お、また見えたよ、月山。
横座りしているブナが いますなぁ。
ピンクテープがあるところから・・・
道は ダダッと下っていった。
道の両側に シダがいっぱい。
抹茶色の腹巻をしたようなブナがいますね~。
赤いものの塊があるぞ? と立ち止まって見上げたら・・・
カエデ(何カエデかな)の真っ赤な実だった。
ブナの大木の迫力の根。
ツルアリドオシの真っ赤な実。
2つの花から1つの実になるのが オモシロイ。
道を水が流れていた。
道のそばには
ミズバショウやカラマツソウ。
道のそばを沢が下がれる音が聞こえていた。
ここから道は 左側に曲がって下る。
少し下ったところには 道のそばにムラサキヤシオが まだ咲いていて
沢地形を挟んだ向こう側斜面は 雪解け間もないようで
茶色の地面から 一足先にミズバショウが顔を出していた。
またピンクテープあり。
その先、沢の流れるところに下る。
遅くまで雪渓が残っていたところだな。
ミズバショウの葉はイキイキ、リュウキンカは黄色の花を咲かせていた。
小沢を渡る。
道は沢を挟んで真っ直ぐに続いていないことが多いので、
慌てずによく見て、沢の向こうへ上がるポイントを見つける。
ピンクテープがあったので ありがたい。
この辺りも 雪渓が解けたばかり。
芽吹き前の細い木々の枝の下で
ミズバショウが咲いていた。
水の流れる道のすぐそばにはリュウキンカ。
そこから 道はいったん緩やかに登り・・・
ここから また・・・
沢の方へと下って行く。
サンカヨウの実だ。
このコースを初めて来たときは6月中旬。
サンカヨウが群生していて 可愛い花を咲かせているのを見て感激したっけ。
小さな流れを越えて 向こう側へ。
ブナの木々の間を少し歩き・・・
また下って行く。
大きくなったミズバショウの葉を眺め・・・
尖がった岩を横に見ながら さらに下って行き・・・
小さな流れを越える。
水音に癒される・・・。
下ってきたところから見上げる岩は 迫力があり、
足元には そこから崩れてきたかもしれない石が ゴロゴロしていた。
そこから少しの間、
両側からかぶさる植物で 道が分かりづらかったけれど、
よく見ると、ちゃんと道があったので大丈夫。
周回して歩くときに一番気になっていたのが この辺りの道だったので、
道に迷うことなく歩くことができてホッとした。
粟畑から天狗口までの半分近く 下ってきたころかな。
・・・⑦へ続く・・・