この日は、お休みをいただいて鳥海山へ。
星空を眺めてから車に乗り、
朝4時頃 自宅を出発。
前日が満月だったそうだけど、この日の月も真ん丸に近く、
西に傾いた月が煌々と輝いていた。
月の近くには、接近中の土星も。
夏至から2ヵ月が経ち、
日の出は少しずつ遅くなっているんだなぁ・・・と思った。
雲の様子が どんどん変わっていく。
東の方から 長~く雲が伸びてきたり・・・
鳥海山の上の雲がピンク色に染まり、
手前にあった雲が細かくなって消えていったり・・・
西から ヘビのような細長い雲がのびてきたり・・・。
この日の鳥海山の予報は曇りのようだったけれど・・・
どんな感じになるだろうか。
鳥海ブルーラインを登りながら、
道の両側に ヤマユリが見られないことを残念に思った。
今年は ヤマユリの咲く時期に 鳥海山に登らないでしまったということだ・・・。
鉾立駐車場に着いたのは5時半過ぎ。
あの7月13日の混雑がウソのように、余裕があった。
朝のうちは山頂まで見えている。
この後は やっぱりガスが湧き上がってくるのかな・・・。
にかほの方。
上は晴れているけれど、
低い位置に雲があって、男鹿半島は見えない。
準備して 登山口へ。
しばらく来ないうちに、夏の終りから秋のはじめに咲く花が。
山は、1週間経つと植物や雰囲気が変わる。
1ヵ月以上経っているのだから だいぶ変わってるだろうな・・・。
5:50 登山口をスタート。
今日も、キョロキョロしながら のんびりゆっくり歩きま~す!
スタートして間もなく、
稲倉岳の方から陽が差してきた。
陽が差すと パッと辺りの雰囲気が変わる。
クルマユリ、花が咲いたところを見ないうちに実になっちゃった・・・。
展望台で いつものように景色を眺める。
雪渓がなくなって滝の音が聞こえないのが 何だか寂しい。
ハクサンチドリの実、あるかな?と階段のわきを見たけれど見つけられず、
代わりにあたのは ネジバナ。
勢いよく咲いていたホツツジ。
日陰から 日向へ。
ま、まぶしい・・・。
手前にあるのは 薄紫色の花を咲かせていたクサボタンだろうか?
薄紫色といえば・・・
今年は クガイソウも見ないでしまったなぁ・・・。
見ないでしまった花にばかり意識を向けてないで、
今の植物たちの様子を眺めて楽しまなくちゃね。
モリモリ?した感じのホツツジの実。
西の方を振り返った時に目に入った影。
短くなった影鳥海かな?
陽が当たっているところと、
日陰になっているところと・・・。
「いつもの場所」になりつつある所で、
奥に山頂を入れてパチリ。
えんじ色になったのは 何の葉だろう?
アカモノ。
赤い実と、尖がった緑の葉と。
これは・・・
ちょっと朱色がかったゴゼンタチバナの実。
これは・・・?
私が ノロノロ・キョロキョロしながら ゆっくり登っていると、
二人組の方々が追い越して行った。
赤っぽくて大きな石が並ぶ辺りは、
まだ日陰。
日陰の石に付いてたコケと地衣類。
目に入ってパチリ。
観音森。手前に猿穴。(猿穴の右側にも火口跡らしきものが・・・)
海岸線に 猿穴から流れ出た溶岩でできているという三崎海岸。
その近くに、よ~く見ると・・・経緯度観測点がある三崎山。
う~む・・・
こうして見えている範囲にも、
私が まだまだ知らないことや場所が あちらこちらに たっくさん あるんだなぁ・・・。
何度 登っても、そのたびに 新しい気づきや発見があるのだけれど・・・
小さなことでも その山について 何かを1つ知るたびに、
さらに その山を歩くことが楽しくなったり・・・
その山のことが好きになったり・・・。
今日も ノロノロペース。
県境まで40分もかかってるぜ。(;^ω^)
一気に視界が開け、陽が照り付ける。
でも、その陽ざしは、きっと真夏のものとは少し違ってきているんだろうな。
道の両側に、アザミが増えてくる。
下草刈りをして下さったようで、
前回 鬱蒼とした感じになってきていた道が、サッパリした感じになっていた。
ありがとうございます。
アザミ、イキイキ。
時々 振り返って眺める。
う~ん・・・イイ感じ!
赤いものが目に入った。
タケシマランの実だ。
うわ、ハリブキの実も真っ赤になってる~。
季節の移り変わりを感じるなぁ・・・。
この辺りから
前回は チングルマや ニッコウキスゲが咲いていたところ。
今回は どんな様子になっているかなぁ・・・。
・・・②へ続く・・・