10月21日に鳥海山の外輪を歩きながら見下ろした紅葉が目にとまり、
「この時期の大黒台のブナ林は どんな様子なんだろう・・・」
と気になっていた。
ちょうど晴れ予報だったこの日、
開拓登山口から登ってみることにした。
湯ノ台まで上がると、
奥に外輪、その下に紅葉の大黒台付近や鳳来山の辺りが少し見えた。
鳥海高原家族旅行村の公衆トイレに寄り、
そこから また見上げる。
大黒台まで行ってみたいけど、やっぱり不安だな・・・
行けるかな・・・
せめて鳳来山までは行きたいな・・・
と思いながら、
9:52 開拓登山口をスタート。
天気が良いので きっとHさんがなんこうに登られるだろう、
と思っていたのだけど、Hさんの車はナシ。
ますます不安が大きくなる。
それでも沢の水音が聞こえるとワクワクしてきて
足は前へと進んで行く。
あ、Hさんが補修されたという丸太橋、
足場や手すりまでつくってあるじゃないですか!
しかも、3本を横につないで、渡りやすくしてある。
左手から橋を渡らずに回っていくこともできるのだけれど、
丸太を渡りたくなる私としては ありがたい。
ここを歩くのは ほとんど積雪期だし、
無雪期に歩くのは久しぶりなので・・・
何だか新鮮?な感じ。
積雪期に登りに入る目じるし?になる木のそばを歩いていく。
お腹がプックリ。
なだらかな所にでるまでのこの道は、いがいに急。
かたまった赤土の上に 落ち葉や木の枝や浮き石があるので、
足の置き場に気を付けながら登って行く。
雪が積もってる時は、
あの大きな木の間をウサギの足跡をたどって登ったり、
木の西側を登ったりするんだよな・・・。
・・・なんて、
つい積雪期のことを思い浮かべてしまう。
種がはじけた後のスミレ。
こんな姿もかわいい。
足元の可愛いものたちを眺めながら登って行く。
この先を右に曲がって少し登り・・・
尾根に上がる。
この辺りの紅葉は これからという感じ。
落ち葉がクルクル。
ツヤツヤ緑のイワウチワの葉は
次の春に向けて準備中かも。
道がなだらかになると間もなく、
左側の木々の間にチラチラと南高ヒュッテが見えてくる。
辺りの木々を眺めたり 南高ヒュッテを見たりしながら進んで行くと、
小沢を渡渉するところに。
細いブナの林の向こうから流れてくる2つの小沢が合流した すぐ先に
水場アリ。
石の上をトン・トン・・・と歩いて反対側に渡って
少し登り・・・
10:15 南高ヒュッテに来た。
誰もいなくて静かな南高ヒュッテのそばを通り、先へ。
緑の葉の間に赤い実が落ちていた。
見上げたところには ナナカマドの大木。
これは・・・ツルアリドオシの実だな。
2つの花から1つの実がなるって、やっぱりオモシロい。
緩やかに登っていき・・・
かくれ山分岐で 尾根に上がる。
ここからは、「クマ鈴+歌」で行こう。
・・・②へ続く・・・