午後の陽の差すブナ林を下っていく。
ふと見上げると、木々の葉の間から 雲がドンドン流れていた。
Yさんが地面を見下ろしながら、ストックでツンツンしていた。
何だろうと思って 見てみたら、石だったようだ。
いっぱい開いている穴は、虫の穴ではなかったみたい。
火山活動によるもの? ガスが抜けた穴とか?
ちょっと登って腰かけられそうなブナがあったけど、また次の機会に。
『聖仏平』通過。
太いブナの根の間の苔の美しさに見とれる。
うわ~! ユキザサの実、大豊作!
こんなにたくさん実が付いていたら、細い茎では支えきれないね。(;^ω^)
あちらこちらにあるユキザサの実が、午後の陽で光っていた。
クネクネ、急坂を下っていく。
このオモシロイ姿のブナがあったのは・・・『一服台』。
迫力のブナを見上げ・・・
その根元にチョコンと顔をだしているキノコを見る。
陽の光で木々の葉が輝き、木漏れ日が揺れる。
そんな中を のんびり下っていく。
ブナ林を下り・・・
里山の雰囲気の道を下って・・・
苔むしてヒンヤリした中を下り・・・
15:54 登山口に出た。
朝 大根畑の向こうに見えた霧は、すっかり無くなり・・・
西側を見ると、トンボに陽の光が当たってキラキラしていた。
けっこう長い林道歩き。朝より長く感じたな。(;^ω^)
道の両側の植物を眺めたり、空を眺めたり・・・
木々を見上げたりしながら歩いた。
ツリフネソウを照らしているのは、もう夕方の陽。
大きな百合の花が咲いたのかな。
Yさんが歩いている道の右側にある大きな木は クルミの木だった。
( 自然樹形は、あんな形なんだなぁ・・・。)
16:15 葉山市民荘の向かいの駐車場に到着。
天気が良かったこの日は 多くの人達が登っていたけれど、
駐車場にある車は 我々の車の他に3・4台だけになっていた。
葉山市民荘が開館していた。
ここは 小中学校があったところだったようだ。
後始末をし、帰路についた。
美しいブナ林、湿地や池塘、石ゴロゴロの急坂、片側が切れ落ちたトラバースの道、
山頂や奥の院からの眺望・・・などなど、
いろんな魅力がつまった山歩きだったなぁ・・・。
羽黒地区まで来て月山をパチリ。
登って来た葉山は、月山の向こう側。