『森の清水』付近まで下って来た。
大きな石が積み重なる壁と その上に生えたブナの木々を 何度も見上げて眺める。
いつもそうだけど、
同じ道を歩いても、登りと下りとでは 景色が違って見えるし 雰囲気が違って感じられる。
下っていると、また陽が差してきた。
ブナの幹に こんなふうに美しく線を引けるなんて、すばらしい。
こんにちは!
わわっ、セミの抜け殻が残ってる。
夏の終わりに鳴いていた種類のセミ、何だろう? コエゾゼミ?
セミの抜け殻を見つけた。
・・・ただそれだけだけど、何だか嬉しい。
ブナの幹のすぐそばを、小さな沢が流れている。
こんなふうに、今この時、数えきれないくらいの小沢が流れているのだろう
と思うと、頭がクラクラしそうだった。
『伝喜太小屋跡』を通過。
登ってくる時にカメムシの臭いがした辺りに・・・いた!
フカフカなコケの中から こんにちは!
下って来た時の二ノ滝も、やはり水量が多く、
水しぶきが煙のように見えるほどの勢いで ドドドドド・・・と流れ落ちていた。
今年は氷柱を見に来ないでしまったけれど、
来年の2月頃には また観に来たいな・・・。
16:10 遊歩道入り口に戻って来た。
駐車場に戻ってホッとしたところで コーヒー&スイーツで休憩してから 帰路についた。
車道を下ってくる途中で 笙ヶ岳の方をパチリ。
やっぱり上の方はがガスがかかって ドヨヨ~ン・・・だな。
こんな天気の日で、
苔生した石や木の根・落ち葉が濡れて滑る道にドキドキしつつ歩くことになったけど、
しっとりした雰囲気のブナ林を見ることができ、
薄っすら残っていた雪の上を歩くこともでき、
こんな山歩きもいいなぁ・・・と思った日だった。