有料道路から古道に入り、杉の木の間を下っていく。
雪で道にかぶさっている細い木々をよけたり・・・
春を待つ木々の芽を眺めたりしながら。
ままふぃ~さんのトレースを見つつ・・・
その脇をモフモフ歩く。
南谷への分岐まで来た。
右に入って行っているのが、私のトレース。( ´艸`)
分岐から南東側を眺めたけど、向こうの山々はガスの中。
西側を見ると、すぐ下には 50分ほど前の自分のトレース。
斜面を回り込んで 奥の西の方へと下って行った。
振り返って、
今下ってきた山頂からのトレースと、南谷へのトレースを見る。
分岐から先は少し登りに。
私が登って来た跡と、ままふぃ~さんが下って行った跡と。
ザザザ・・・
登って来た時のトレースをそのままたどるより、
やっぱり 違うところを歩きたい。( ´艸`)
トレースをちょっと見下ろすところに上がってみた。
すると・・・
羽黒山スキー場のリフト下り場と、リフトを下りて滑って行くスキーヤーの姿が見えた。
なんてことはないような杉の樹皮に惹かれて立ち止まったりする。
自分が何に惹かれたのか言葉にできないことが たくさんあるなぁ・・・。
冷たい西風が吹き抜けるところまで下って来た。
そしてまた、登って来た時みたいに立ち止まって、
細い木々の1本1本を眺める。
木々の向こうの遠くの景色を眺めたり・・・
近くの植物たちを眺めたり・・・
足元の雪を眺めたり・・・
気になるけど見に行けないところにあるものは、
眺めて いろいろ想像したり・・・。
山を歩きながらの そんな時間が、
私にとっては とても大切な時間。
杉の木についている雪も模様が、
なんとなく玉簾の滝で観た氷と雪の模様に似ていると思った。
杉の小さくて細長い葉の一つ一つが、雪で白くなっていた。
登りでは、ボコボコ波打っているところを避けて木の西側を歩いたりもしたけど、
下りは あえて波打っているボコボコの上を歩いたりして。
ここも、登ってくる時とは違うところを歩く。
登りの自分のトレースを見ていると、
そのどこかを自分が歩いているような気がして探す時がある。
下りは、登りの時より風が冷たく感じる。
積雪期のこの道を初めて歩いた時、
突然 真っ白な毛のウサギが飛び出してきてビックリしたことがあった。
ウサギもビックりしただろうな。
ん?
むむ?
むむむ~。これは・・・。(;^ω^)
昨年、石段を横切るように歩いたクマの足跡が雪の上のに残っているのを見たことがあったなぁ・・。
定規で線を引いて描いたような杉の林。
おや? また少し陽が差してきたよ。
・・・⑥へ続く・・・