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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/07/28 笙ヶ岳・大平より①…出発~大平登山口~見晴らし台~とよ~河原宿

 

土日は 用事が入って山に行けなくなったけれど、
金曜日に時間ができたので、鳥海山の笙ヶ岳に行くことにした。

この日も 最高気温は30度を超える予報。
玄関を出ると 湿気を多く含んだ空気が体にまとわりついてくる感じだった。
「今日も 気温の上昇とともに ガスがドンドン湧き上がってくるんだろうな・・・」
と思いつつ・・・

4時半過ぎに自宅を出発。
辺りを霧が流れるのをチラチラ眺めながら行く。


霞みに中に薄っすら見えていた鳥海山
この後、
時間とともに 少しずつ霞は取れて行ったものの、
麓で湧いたガスが 上へ上へと上がっていった。

私が登って行く頃の笙ヶ岳は どんな様子だろうか?

 

ブルーラインに入ると、
ヨツバヒヨドリや ヤマユリなど、夏の花があちらこちらに咲いているのが見えた。

 

大平の駐車場に立ち寄り。
大平駐車場の周りには、けっこういろんな花が咲く。
前回 来た時は ニッコウキスゲが出入り口付近に咲いていたし・・・
マイヅルソウが群生していた時もある。
この日は・・・


ギボウシやショウブの紫色の花が多かった。

 

大平口の駐車スペースに着くと、5台(全てシルバー)停まっていた。
朝陽が当たり始めたブナの木々を眺めながら準備し・・・

6:35 大平口をスタート。

 

登り始めから しばらくの間、道の両側に たくさん咲いていたのが
ちいさな花が2つずつのツルアリドオシ。
花弁(ガク?)が4枚の花の中に、5枚の花が一つ。

 

6月下旬に来た時は花が咲いていたマイヅルソウ
実ができて 色づき始めていた。




ショウジョウバカマは、実がはじけてしまっているものも。
( どんな種だったのか、見てみたかったなぁ・・・。)


ツルリンドウの花、咲いてる。

 

 

 

コケから生えて凛と立っているように見えたイワオトギリ。

 

毎度 目にとまる大きな石。
この石には・・・


海藻のようなものが付いているんだよね。(コケの仲間? 地衣類?)

 

倒れている標柱は、草木が覆いかぶさって ほとんど見えない。
ここは『二ノ宿』らしい。

そういえば・・・
この吹浦コースは、
鳥海山の登山コースの中で 最も古いコースなのだそうだ。


この『伝石坂』を、どれくらいの人が歩いたんだろう・・・。

 

道のそばに咲いている花が


1ヵ月前のものとは すっかり変わっていて・・・

季節が移り変わったことを感じた。

 

あの岩が見えたら、数回ジグザグに歩いて・・・

 

 

7:08 見晴台に来た。
     いつものように、大平山荘の方と庄内平野の方を眺めてみよう。

 

眼下に 大平山荘。

 

左手に方向を変えて・・・向こうに庄内平野

景色を眺めてから 先へ。


「振り返ると 庄内平野、その向こうに日本海
っていう景色、うれしい~。
前回 ガスで遠くの景色が見えなかったから、なおさら そう思うのかも。




前回 ヨツバシオガマやハクサンチドリが たくさん咲いていたところに、
ヤマハハコのブーケ。

 

 

 

太陽に向かって登って行く。




清水大神の方へ曲がると、
すでに花穂になったチングルマがあった。

雪渓が解けたところに チングルマやヒナザクラが咲いている景色を
今年は見ないでしまったな。


 

ニッコウキスゲの葉に 小さな小さな水滴がビッシリ。
そして、陽の光があたって いろんな色に光っているのだった。



ニッコウキスゲのツボミ、
同じような角度で ゆるやかに曲がっててオモシロイな。





 

 

7:30 清水大神。

 

雪渓が遅くまで残っていたところは、すっかり黄緑色に。
前回は ここで テンと会えたんだった。

しばし 辺りの景色を眺め、また歩き出す。


ホソバノキソチドリ、っていう花かな?
黄緑色で あまり目立たないけど、かわいい。

 

 

 

シラネアオイの実、
形がオモシロいので、見かけるたびに撮りたくなってしまう。



タカネアオヤギソウやクルマユリも咲いてた。

 

チシマザサの向こうのあちらこちらに ボコボコっと出ている岩があると、
立ち止まって眺めたり・・・
振り返った景色を眺めたり・・・


ナナカマドの木々の葉が涼し気に葉を広げているのを眺めたりしながら登り・・・

 

7:47 『とよ』まで来た。

 

『とよ』で 景色がぐわ~っと広がる感じ、
毎回 楽しみにしている感覚の一つだなぁ。
雪渓があったところは、黄緑色の草原になっている。

 

 

イワイチョウの花が咲いていて・・・

 

 

チングルマは 穂になっていた。

 

『とよ』から少し登ったところで 振り返った。

 

 

 

石のまわりをグルっと囲むように生えてるチングルマ




そういえば・・・
チングルマの穂は、この後 どんなふうになっていくんだろう?
意識して見たことがなかったなぁ・・・。

 

こういう形の穂も可愛い。

 

 

ここを登りきると河原宿、
というところで 毎度立ち止まって眺めるのが・・・

 

あの岩。

 

8:05 河原宿。
     ここに来ると、また ぐわ~っと景色が広がる。
     象潟コースも少し見えたりして。

 

左側に目を向けると、稲倉岳。
前回は雪で見えなかった祠も見える。


河原宿付近のチングルマアオノツガザクラの花の時期は過ぎ



アオノツガザクラはこんな姿に。



1週間経つと植物も景色も変わり、別の山のようになってしまう。
これから歩くところは、どんなふうに変わっているかなぁ・・・。

 

                           ・・・②へ続く・・・