御浜小屋の管理人Tさんに挨拶し、
鳥海湖が見える方へ行ってみる。
わ! 水がますます少なくなってる!
今年はホントに 下界だけでなく山も暑いからなぁ。
これから まだ少なくなっていく可能性もあるなぁ・・・。
山頂は・・・ガスで見えず。
笙ヶ岳の方もガスが流れてるし、
庄内平野はガスの下にわずかに見えるだけ。
笙ヶ岳一峰から庄内平野を見下ろすのは 今日はキビシイかな。
でも・・・
とにかく行ってみようかな、笙ヶ岳一峰まで。
赤っぽい岩の間を歩き、山頂の方をふと見ると・・・
おっ、ガスが少し流れてきたか?
・・・と思ったら、
またすぐにガスが流れてきた。
上空の風はけっこう強そうだし・・・
涼しい空気も暖かい空気も流れてくるので
上空は不安定な状態かもしれない。
な~んて思いながら 景色を眺めていると、
ポツポツと雨粒が落ちてきた。
この天気で雨?
でも パラパラ降ってきだけで ひどくなる感じではない。
すると今度は、ゴロゴロ・・・
と 御浜の方から雷の音。
御浜の方を振り返って見ると、雷が鳴りそうな雲ではなかった。
でも、
南側からは湿った暖かい空気が流れ込んできてるし・・・
北側からは少し涼しい空気が流れてきてたから・・・
ぶつかり合っているんだろうな・・・。
オクキタアザミ。
この花のツボミにも細い糸のようなものが巻き付いてるのかぁ。
おくは名前に「アザミ」とつくけれど、
アザミ属でなくて トウヒレン属だそうだ。
トウゲブキ?
花の後の姿も、これはこれでイイ感じ。
長坂道T字分岐から先には ガス。
長坂道T字分岐へと進みながら ふと左側を見ると、
ガスの中から鍋森が見えたところだった。
一瞬 濃くなったと思われたガスが、
その少し後には薄くなり、
笙ヶ岳も薄っすら見えた。
そのうち・・・
ついさっきまでガスにおおわれていた鍋森が スッキリ!
笙ヶ岳も!
山頂の方も もうすぐ見えそうじゃないか?
さっき雷がゴロゴロなっていた御浜の方は・・・
積乱雲はあるけれど、ゴロゴロは鳴っていないみたい。
山頂も見えてきた~。
山頂付近には、
北側からのガスがモワモワ、まとわりついているみたい。
ガスの動きが速いですなぁ。
長坂道T字分岐に着いた時には、
爽やかな青空に。
溶岩流跡のヒダヒダを眺めたりして ベンチで一息いれ・・・
岩峰の方へ。
岩峰の東側斜面の道では
気持ちよい風が吹いていた。
これから向かう笙ヶ岳三峰~一峰。
このままガスが晴れていてくれたらいいなぁ。
鞍部まで下ってから 岩峰を振り返る。
では、三峰へ。
少しずつ秋色に変わりつつある斜面を ゆっくり登って行く。
三峰を登る途中で振り返ると、
岩峰付近に 御浜の方から歩いてきた人の姿が見えた。
三峰から下ってきた方が
「一峰からは庄内平野がよく見えましたよ」
教えて下さった。
私が一峰に着いた時にも
庄内平野がよく見えますように!
今はガスが晴れているけれど、
また モワモワ~ッと流れてくるかもしれないもんね。
三峰に上がった。
三峰から二峰の方へと向かう道の両側には
オヤマリンドウが いっぱい。
この色に癒される~。
う~ん・・・何だかガスが・・・。
頼むぞ~ 晴れててくれ~。
・・・⑤へ続く・・・