鳥海山からの溶岩が海岸まで流れてできた崖の下に湧水が流れ出ている『福田の泉』のことをＹさんからお聞きし、
さっそく観に行ってみた。
鳥海山山麓のあちらこちらに湧水ポイントがある中で
この『福田の泉』に行こうと思ったのは・・・
湧水が出ている崖が『板状節理』になっていると聞いたから。
地図やナビを頼りに 何とか近くまで行き、
車を停められそうなところ？に停めて歩き出した。
久しぶりの海。
波の音がうれしい。
旧街道もあったけれど、
行きは海岸沿いの石がゴロゴロしたところを歩いていってみる。
向こうにジオパークの案内板が見える。
あそこにあるんだな。
案内板が近くなった辺りで 左側を見ると・・・
あった～。
薄い板を積み重ねたような岩だ～。。
辺りをキョロキョロ見ながら 湧水ポイントの方へ。
約１４万年前に鳥海山から流れ出た溶岩だそうだ。
湧水の流れ。
クレソンだろうか？
ふむふむ・・・。
うつくしい・・・。
近づいて見上げ、ドキドキ。
なぜこんなふうになったのか、不思議だなぁ・・・。
角がとれて丸みを帯びているところもある。
湧水ポイントを見に行こう。
この岩が ドロドロした溶岩だったときがあったんだなぁ・・・。
この崖の下から・・・
湧水は流れ出ていた。
心地よい水音を聴きながら
しばらく湧水が流れ出ている様子を眺めた。
角ばっている岩と丸みを帯びた岩。
湧水ポイントから、崖に沿って 北側へ歩いてみる。
庇のようになっているところも。
これは・・・
だいぶ風化しているけれど、不動明王像だろうか。
ここにも。
波のようにうねっているところ。
溶岩がゆっくり冷えてこうなったということだけれど・・・
やっぱり不思議。
地衣類の模様付き。
もう一度 湧水の流れを眺め・・・
帰ることにした。
戻りは 自然歩道を。
キバナノアマナが 波の音を聴いていた。
振りかえって見る。
あ、
この標柱、来る時には気づかなかったなぁ・・・。
こんなふうに、
そばにあっても気づいていないもの、すぐ近くにあっても気づかないものが、
たくさんたくさんありそうだ・・・。
