先に到着していた方が、福島の方と興奮気味に話していた。
「私たち、去年 狐穴小屋に泊まった時 隣で寝てたんです。
その時お話した中で『障子ヶ岳もイイよ~』って聞いたので、
今日登ってきたら、偶然お会いすることができたんです~」
そんなことが あるんですね~。( ゚Д゚)
「嬉しいビックリ」のお話を聞いて、私まで嬉しくなった。
HAPPYな気持ちのおすそ分け、ありがとうございます。
福島の方とお話していた方は
「では、天狗小屋でお会いしましょう!」
と言って 先に下って行った。
同じくらいに登ってきたあのお二人は、
ここで昼食休憩して、天狗小屋には行かずに粟畑を通って下山するという。
福島の方は、エネルギー補充してから 天狗小屋へ行くとのこと。
私は・・・
とりあえず粟畑まで行ってみて、その時の心身の状態で決めよう。
・・・行けそうだったら、天狗小屋まで行って昼食休憩してこよう。
・・・余裕が無かったら、天狗小屋には行かずに 粟畑で昼食休憩して下ろう。
ということで、
障子ヶ岳山頂では 長居せずに、ちょっとエネルギー補充して・・・
10:18 障子ヶ岳山頂から 粟畑の方へと下り始めた。
・・・これから下って行く尾根道が見え・・・
・・・向こうには 朝日連峰の主稜線が見える・・・
なんて贅沢な時間なんだろう。
山頂からの下りは、初め 石ゴロゴロで急な道。
足元に気を付けつつ、
遠くの景色を眺めたり 道のそばに咲く花を眺めたりしながら 下った。
道が ややなだらかになると、そこからは、
小さなアップダウンを繰り返しながら行く。
ふと飛行機の飛ぶ音が聞こえたので 振り返ると・・・
障子ヶ岳の上空を 飛行機が通過するところだった。
飛行機からの眺めも 素晴らしいだろうな・・・。
陽ざしが ますます暑くなるけれど、
スタートから山頂までの登りのような急登は無いので、
気持ち的にも体力的にも楽。
尾根の東側斜面に、
ニッコウキスゲが見られるようになった。
谷を見下ろすニッコウキスゲ。
登りの時に眺めたのとは違う障子ヶ岳の姿を、
何度も振り返って眺めた。
東側斜面にも 道のそばにも
ニッコウキスゲやヒメサユリが咲く道。
うれしくて、
見下ろしたり・・・
振り返ったり・・・
何度も何度も立ち止まって眺めた。
大井沢川の左側に、登ってきた尾根の連なりを眺めながら、
暑くてキツかったけど、登ってきて良かったなぁ・・・と また思った。
ずうっと下の方から聞こえてくる水音を聴きながら、
谷底の方を見下ろしたり・・・
下りのコースがある竜ヶ岳の方を眺めたり・・・。
これから向かう方に、雪渓の残る障子池が見える。
そして、障子池までもうすぐのところに、先に下った方の姿が。
緩やかに曲がったりアップダウンしたりしながら行く。
その後、
道が右に曲がると
まだ少し雪が残る 障子池付近に。
あと何日か経つと 雪渓がみんな解けそう。
雪渓を少し歩いた向こう側に道が見えているね。
雪が解けたばかりのところには 花が咲き始め・・・
早く雪が解けたところでは、すでにオウレンが実になっていた。
タムシバやムラサキヤシオの花も。
障子池の向こうに障子ヶ岳山頂。
ザラザラして滑りやすいところを登りきると・・・
10:48 障子ヶ岳山頂から粟畑までの半分くらいまで来たんじゃないだろうか。
少し下ってから登り返しがあるけど、のんびり行こう。
木々のトンネルの道を下って・・・
登りに入る。
ザラザラしていて片側が切れ落ちているところもあるので気を付けて。
コケイランにも会えた。
ツバメオモトだらけのところも。
少し前には 白くて小さな花がたくさん咲いていたんだろうな。
木々の間の道をぬけて・・・
振り返って見る。
こちら側から見る障子ヶ岳、
スッとしていてカッコいいなぁ。
「少し登っては 振り返って眺める」
を繰り返しながら進み・・・
ようやく粟畑の手前のピークを登り切って・・・
また振り返って眺め・・・
前方を見ると・・・
なだらかな道の先に粟畑が見え、
そこから続く尾根の向こうに天狗小屋が見えた。
粟畑までは もう少しだぁ。
と思った辺りから、
道わきに ヒメサユリが増えた。
急な斜面にも。
ザラザラな道を歩いて行き・・・
11:15 粟畑に到着。
(『粟畑』の標柱は無く、少し下?に この標柱あり。)
まだ12時前。
気持ちも体調も大丈夫。
・・・ってことで、
天狗小屋へ行ってみよう!
・・・④へ続く・・・