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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/07/02 障子ヶ岳①…出発~南俣沢出合🄿~登山口~P1196付近

 

「ヒメサユリが咲く時期に 朝日連峰の山を歩きたい」
というのが 今年やってみたい山歩きの一つだった。

6月下旬になると、一日に何度も 朝日連峰の山々の天気予報をチェック。
ようやく 行こうかな、と思ったのが、
この日の障子ヶ岳。

障子ヶ岳には2回行ったことがあるけれど、
どちらも独りではなく、知人の仲間の方たちや先輩から連れて行っていただいた。
・・・1度目は 5年前の6月中旬。
   庄内ゆるRUNの方たちの足を引っ張りながら 
   ガスガスでほとんど眺望の無い中を反時計回りで周回。
・・・2度目は 3年前の10月上旬。
   ガンチャンさんに連れて行っていただいて
   紅葉の景色に感激しながら やはり反時計回りで歩いた。

3度目の今回は 初めて独りで。
果たして独りで無事に歩けるのか、不安と緊張でいっぱいになりながら
その日の朝を迎えた。


4:20頃 自宅を出発。
      月山も朝日連峰の方も曇っていて見えない。

前日の夜まで雨が降っていたけれど、
昼頃からは晴れてくる予報。
徐々に青空が見えてくることを期待しながら向かった。

 

R112から 県道27号線の方へ入っていくと、
予報より早く、少しずつ青空が見えてきた。

 

湯殿山・姥ヶ岳・月山も見えてきたよ。

 

県道27号線から 登山口のある方へ林道に入って行く。

大井沢川にかかる橋を渡る時 チラッと上流側を見たら、
奥に これから登って行く予定の障子ヶ岳の山頂が見えた!

今回も 大井沢川の左側にある障子ヶ岳登山口からスタートして反時計回りに周回、
右側にある天狗口の方へ下山する予定。

今回は下山口の近くに車を停めることにし、
下山口そばの駐車の方へ少し砂利道を入っあった。


向こうから 下ってくる予定。

 

・・・ホントに これから独りで障子ヶ岳に行くんだなぁ・・・
と まだ実感が湧かずに空を見上げた。

5:53 車を停めた駐車スペースから歩き始めた。

まずは、車を停めた場所から障子ヶ岳登山口まで林道歩き。

 

大井沢川にかかる橋を渡り、
それからさらに20分くらい?林道を歩いて行く。


辺りの様子をキョロキョロ見ながら歩いて行く。


これは?
葉はウバユリのようだけど・・・なんだろう?
道端に たくさんあった。

 

少し先の方に先行者の姿あり。
私がキョロキョロしながら歩いているうちに その先行者たちの姿は小さくなっていく。

先行者の姿が見えなくなっても、
同じ日に 同じコースを歩いている人たちがいると思うと、
やっぱり心強い。


大井沢川の水音が響く中を歩くのは 心地よく、

これから独りで障子ヶ岳へ向かうという緊張を和らげてくれた(気がした)。

 

 

6:16 障子ヶ岳登山口まで来た。  
     ここにも駐車スペースがあり。

 

6:17 障子ヶ岳登山口から林の中へ。

 

あ、これ・・・粘菌の仲間だったな。

 

少し進んでから、上クビレ沢の渡渉地点の方へと下って行く。

他の方のレポートによると 渡渉地点に倒木があるそうで、
その倒木を越えるのに難儀したという方もいて・・・
どんな状況なんだろうとドキドキしながら行くと、
ちょうど 先行者が渡渉するところだった。

先行者が石の上を向こう側へ渡り、倒木の右側から登って行く様子を見てから 
私も 川のすぐそばに行った。

よ~く見ると、それほど深くは無いし 上がって渡れそうな石があったので 
そこを渡って倒木の右側へと上がって行き・・・
登山道を少し登ったところで 道を塞いでいた倒木の根元を越えた。

そこからは 急な尾根道が続く。

足元の植物を眺めたり・・・


木々を見上げたりしながら

 

急がずゆっくり登っていった。




ガサガサッという音ととに足元の葉がゆれたので、
カナヘビだ!と思って立ち止まって見たけれど・・・
見えたのは しっぽのみ。

 


尾根には 迫力のある木が多く、
あちらこちらで 太い幹や根元を眺めたり、大きく広げた枝葉を見上げたりした。




 

登り始めてから体が慣れてくるまでの30分くらいは いつもキツイのだけど、
この日は いつも以上にキツくて

 

・・・この辺で折り返して 戻ろうかな・・・
と、何度か本気で思って、振り返ってみたりした。

 

でも・・・

 

登ってきた急な道を まだ下っていくことを想像すると、
それもまた大変そうで・・・

 

戻ろう! という決断ができないまま、
少しずつ少しずつ登っていった。

 

これは・・・コメツツジだろうか?

 

あれ? 両側に高い木が無くなったぞ? 
と思い、振り返ると・・・

 


けっこう登ってきたな~と言う景色が広がっていた。

こんなところまで登ってきたら、
もう戻ろうかという気持ちは無くなり、

 

ゆっくり休み休みでいいから登って行こうという気持ちになった。

 

スカッと視界が開けたり・・・

 

木々の間の道を歩いたり・・・
を繰り返しながら登って行く。

 

あ、シャクナゲだ。


ちょっとピンク色の部分があるけれど、ほとんど白の。

シャクナゲに会えてうれしいなぁ・・・と思いながら進んで行くと、

ザラザラな急坂に来た。

滑りやすい急坂だけど、
急がずゆっくり登って行けば大丈夫。

 

 

ザラザラな急坂を登り切り、その先少し登って行くと




水場の看板があるところに来た。
水場へは寄らず、そのまま先へ進む。

この水場の案内板の下に、今年初めてのヒメサユリあり。


さっきよりは短いけけれど、
また ざらざらな急坂あり。

ザラザラな道の先には 細い木々の間の道。
道の両側には マイヅルソウチゴユリ、イワカガミなどがあった。

 

この辺りから マツが登場。
日当たりの良いところは マツの落ち葉の道に。

 

 




 


日陰になりやすい道になると・・・
マイヅルソウなど 雪が解けて間もなくすると咲く花たちが待っていてくれた。

 

 

 

ジメジメして掘れたところもあり。




青空に映える白いタムシバ

 

 

登山口をスタートして そろそろ2時間。


紫ナデに近づいてきたんじゃないかな~と思いながら向こうを見たら・・・


木々の間から 紫ナデらしきピークが見えるではないか。


しかし・・・

あの紫ナデの方へ行く前に、
ダダダダ~ッと下ってから 急な道を登り返していかなければならないのだった!



ひえ~っ・・・こんなに下ってしまうのか?!
と思いながら 鞍部まで下って行った。

 

                            ・・・②へ続く・・・