ガスが流れる景色を眺めつつ 下っていく。
長い年月の間に割れ目ができたのか。
その割れ目には イワカガミやチングルマが。
また サ~ッとガスが流れてきた。
立ち止まって眺めてばかりだけど、
そろそろ先へ進まなくては。
前回登ってきた時も、
このヒナウスユキソウのかたまりを撮った気がする。
晴れの日は もちろんいいけれど、
こんな日の山歩きもいい。
リンリン・・・と音が聞こてきそう。
ベルの形は、丸っぽいのや細長いの…いろいろ。
この日 心に残ったことの一つが、
この稜線の道にもコゴメグサが咲く、
ということだったな。
湿ったところに咲くイメージのダイモンジソウも。
足もとの石の隙間に小さな小さなダイモンジソウ。
ハクサンイチゲ、
1回目に咲いた花は、すでに実になっている。
小さな種が また来年 花を咲かせてくれますように。
寄り添うように咲いていたウメバチソウ。
大峰は、ガス流れる中に。
ミヤマリンドウ、
花も可愛いし ツボミも可愛い。
振りかえると、
ガスの中に岩・石のシルエット。
ハクサンフウロの花弁が落ちた後は、赤い花が咲いてるみたい。
勢いよく広がっているウゴアザミの葉、
その下にシダの葉がいっぱい。
あの辺りに、コバイケイソウがけっこう咲いたんだな。
『行者返し』の坂の下りへ。
オモワシ山の方へ向かう道のそばには、背の高いシシウドが。
「ガオ~ッ!」
と 何本もある腕を上げながら言っているような・・・?
振りかえると、
さっき下ったばかりの『行者返し』は、ガスで見えなくなっていた。
葉脈の部分を残して赤くなっている葉。
9月に入っても暑い日が続きそうな今年、
素晴らしい紅葉のポイントである この辺りの斜面は、
どんな感じになるだろうか。
晴れていれば斜面の途中の道から見える佛生池小屋、
ガスで見えず。
すぐ手前まで来て ようやくぼんやり建物が見えた。
15:25 日帰りの登山者は ほとんど下っていったらしく、
佛生池小屋には お客さんが誰もいなかった。
いただきます!
今日は これを楽しみにしてました~。💚
美味しくて元気回復!
ごちそうさまでした!
宿泊客があるようで、夕食の準備をしているのか、
厨房の中では ご主人が忙しそうに動き回っていた。
佛生池小屋付近で眺める朝夕の景色も良さそうだったなぁ・・・。
・・・⑦へ続く・・・