キョロキョロしながら ゆっくりのんびり歩いていると、
いろんなものが目に入る。
この傷、動物がかじった痕では?
よく見ると 歯の跡があるね。
こ…これ、何の跡でしょうか?
前々から こういうジグザグ跡が気になってたんですけど。
そうしたら・・・
ナメクジとかカタツムリとかが、地衣類を食べた痕だそう。
体は真っ直ぐ進んでいくのだけど、頭を左右に動かしてハムハム…と食べながら進んで行くので、
ジグザグになるんだって。
・・・へぇ~。ずっと疑問に思ってたことの一つが解決。・・・
さぁ、次は何が目に入るかな・・・。
あっ、これは?
これは、さっき見た『ノササゲ』だって。
赤紫のさやの中には、こんな実が何個かはいっているらしい。
このカエデの木、
もう葉が開き始めてるところもあれば・・・
マッチ棒みたいな芽が出てるところもある。
このカワイイ葉は・・・ノササゲの葉かな。
今まで アケビの葉だと思ってたかも。(;^ω^)
奥に見えてるのは、旧蕨岡道のある尾根だろうか。
と思いながら 回り込んで行くと・・・
左側、木々の向こうに 外輪が少し見えてきていた!
このまま どんどん晴れていってくれ~。
おや? これは・・・もしかして・・・クマの糞ですか?!
何を食べてるかな。木の実のような粒も見えるなぁ。
毛のようなものが見えてるのは、
もしかして 鳥や動物の毛でしょうか?!
・・・って訊いたら、
菌類とか何かが 生えてきてるんじゃないか、とのこと。
うわ・・・スゴイ。
なだらかになった道を歩いて行くと・・・
沢を挟んだ向こう側に、旧蕨岡道が見えた。
合流。
合流したところで 振り返って見る。
右の方から登ってきた。
下りは 左の方へ行く。
前方を見ると、
斜面の下に水路があり、水がザーザー流れ出ていた。
なるほど、
この斜面を上がったところに『水呑ノ池』があるんだ。
急な斜面をちょっと登ると・・・
『水呑ノ池』。
灌漑用の貯水池としてつくられたもので、
奥の方から湧水が流れ込んでいるそうだ。
水がだいぶ少なくなってるけど、
下の水路には ザーザー水が流れてたね。
登ってきた方を見下ろす。
こっちに池の水が流れていってる。
たしか、池の西側に祠があったはず・・・
と 行ってみると、
落ち葉や笹の葉に隠れるようにして、祠と碑があった。
『水波大神』と書かれている。
もともとは 以下の北東側? 湧水が流れ込んでいる方にあったそうだけど、
池をつくる際にこちらに移されたとのことだった。
池のそばを東側へと歩いて行く。
この斜面には、イワウチワのツヤツヤした緑の葉がビッシリ生えていた。
花が咲いた様子も見てみたいけれど、
その時期にここまで来るのは大変だろうな・・・。
また池を眺める。
そういえば 前回来たのは6月で、
池の周りのあちらこちらの木の枝に、モリアオガエルの卵嚢がぶら下がってたっけ。
ここを下って 石組の水路のあるところを渡って、向こうへ進む。
下った所で、水路を見る。
池の水が多い時期には、ここからも水が流れていくそうだ。
池に流れ込んでいる湧水に沿って進み・・・
杉林と雑木林の間を登って行く。
湿っぽいところなので、
足元には、シダやキノコがいっぱい。
シダも たくさん種類があるらしいけど、よくわからない。
これは・・・裏も表も同じようなシダ。
時々 目にするオレンジ色のものは・・・キノコの幼体?
赤紫色のもある。
枝に飾りを付けたよう。
そばの急な斜面には、倒れないように根を広げて張ったブナ。
尾根に出た。
外輪のガスがとれたみたい。
このまま空が晴れてくれるといいなぁ・・・。
このやわらかな黄色の葉は?
『タカノツメ』だそうだ。
葉が3枚1組になってる。
キレイなブナの木々。
ここに陽が差したら もっとキレイだろうな・・・。
保温効果がありそうなくらいに ビッシリ。
この辺りの北側斜面には、カラマツも生えてた。
ここから先には、確か・・・
ブナの大木が けっこうあった気がするぞ。
どんなブナに会えるかな?
・・・③へ続く・・・