ビュービュー冷たい風が吹く中、
どの辺りまで行けるかなぁ・・・と思いながら 鳳来山の方へと歩いて行く。

時々 突風のような風が吹き抜ける。

そのたびに 立ち止まって雪が飛ぶ様子を眺める。

クリームみたいな雪庇ができるのは、

今 吹いているのとは比べ物にならないくらい 強い風が吹くからなんだろうな。

振り返って見る。

遠くに家族旅行村が見える。
この辺りを吹き抜けていった風は、どの辺りまで吹いていくんだろう。

・・・と思いながら すこし進んだところで、
急に 吹雪き始めた!

家族旅行村の方も、
振り向いた方も、

そして 鳳来山へ向かう方も、あっというまに白く霞んでしまった。

少しでも西風の当たりにくいところはないかとキョロキョロし、
一番近くに立っていたブナの大木の陰に行った。

空の様子からすると、吹雪はすぐには止みそうにない。

これ以上 先に進んでも、修行のような山歩きになってしまうだろうな。

せめて鳳来山山頂まで行きたいと思っていたけど、
ここで折り返すことにしよう。

しかし、
折り返そうと決めたものの、
すぐに戻る気にはならないほどの吹雪・・・。

そんな中、
この吹雪きじゃ動けなくて困ったなぁ・・・と思う自分がいると同時に、

その一方で、
吹雪の景色の美しさに感激している自分がいた。

何がどう感激するのか 言葉では表現できないけれど、
ただただ美しいと感じて・・・
ゴォ~ッという音とともに強い風雪で白く霞む様子を、
ボ~ッと眺めていた・・・。

どのくらい ぼ~っと吹雪の景色を眺めていたのか。

少しだけ風が弱まってきたかな?と感じたタイミングで、
ブナの大木のそばを離れて 戻り始めた。

うねる雪の上を歩き・・・

下っていく。

この辺りも 吹雪だったのだろう。
ついさっきの自分のトレースに 雪がうっすらかかっていた。

冬の強風の中でも ドッシリと立っているブナ、スゴイなぁ。

ブナの大木が並ぶところを歩いてきて、

登ってきた時のように ブナに立つと、
木々の向こうの遠くの景色は 白っぽく霞んでいた。

雪庇を越えた雪が木々につくところ。

同じところを 登ってくるときにも眺めたけれど、

白く霞む中で その景色は違って見える。

こんな日の景色も眺めることができて良かったなぁ・・・
と、陽の光でボンヤリ明るくなった雲を見上げた。

・・・④へ続く・・・