伏拝岳で一息入れた後、
また下って行く。
ゼブラ模様の笙ヶ岳、千畳ヶ原。
少し左に目を移すと・・・
月山森・天主森、その向こうに庄内平野。
遠くの景色を眺めながら外輪山を下って行くの、
やっぱりいいなぁ・・・。
1ヵ月前は ここから少し雪渓があったなぁ・・・。
雪渓がとけたところに、
今は コバイケイソウやシダがイキイキと顔を出している。
ハイマツの枝が両側からかぶさる細い道をぬけ・・・
南側を見下ろすと、
モワモワ流れるガスの向こうに河原宿小屋が見えた。
振り返ると、
ガスが外輪を越えて滝雲のように流れているのが見えた。
ふと目に入ったハクサンシャクナゲの葉を見て、
アズマシャクナゲの葉と比べっこ。
そうしているうちに南側のガスがはれてきて・・・
月山森~千畳ヶ原~笙ヶ岳が すっきり。
これから下って行く方も すっきり。
下って行く外輪の縁の道の向こうには、
稲倉岳・中島台、にかほの方が見える。
こうやって見ると、
ほんとに縁を歩いているんだなぁ・・・。
内壁に残る雪渓。
そこに 今にも転がり落ちそうな大きな石があってドキドキ。
千蛇谷から御室の方へ、
この日 登った雪渓をまた眺める。
文殊岳まで来たよ。
文殊岳から この先下って行く道を見下ろして眺める。
出た、エメラルドグリーンの虫。
あそこにも。
御田ヶ原の雪渓を登っている人の姿が見える。
私も 何分か後には あんなふうに登っているはず。
そうと 不思議な感じがする。
ふと見下ろすと、斜面に満開のミネザクラ。
あそこにも。
準備中のヨツバシオガマ。
七五三掛まで急な下りが続く。
良い眺めや可愛い植物が次々に現れるけれど、
足元に気を付けて下って行こう。
ゴツゴツした岩を下って行くと・・・
イワヒゲ。
ツボミがついているから、
1週間後には咲いているかもしれない。
でも、
次に私が来るときには、花の時期を過ぎているんだろうな・・・。
下に 千蛇谷の道と途中のベンチが見えてきた。
下に 七五三掛が見えてきたよ。
中島台の方に 溶岩流の跡が見えた。
残雪があるおかげで、溶岩堤防や溶岩ヒダが わかりやすい。
日本庭園みたいな斜面をしばし眺める。
外輪山・千蛇谷分岐まで来た。
以前の外輪山・千蛇谷分岐のベンチで 一息いれ・・・
七五三掛へと下って行く。
サンカヨウ、登りの時より少し開いた気がする。
15:16 七五三掛まで下ってきた。
・・・⑥へ続く・・・