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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/01/20 鳥海高原牧場~滝ノ小屋②



折り返し地点をどこにしようか、
どの辺りまで登って行こうか、
はっきりないまま、“とりあえず行けるところまで“という感じで登っていたのが、

・・・今日の状況なら、今からでも滝ノ小屋まで行けるかもしれない!・・・

と思ったとたん、『目的地:滝ノ小屋』に。

昨年 尾根に上がったポイントが見えてきたものの、
「雪が少ないから ヤブで歩きにくいかもなぁ・・・」と思い、
もっと上の方まで車道を登って行こうかと思った。


しかし、近くまで行った時に見たら
そこからスノーシューで上がったトレースがあった。


・・・私も ここから尾根に上がろう。

 

尾根に上がってみると、
やはり細い枝が あちらこちらで傾いていて 進みにくい。
先行者のトレースを辿らせていただいて 枝をよけながら進んで行く。




東側に、木々の間から車道が見える。

 


西側には鳳来山の方から続く湯ノ台道の尾根がある。

 

P813を過ぎた辺りで湯ノ台道の方を見上げると、
木々の枝に雪が着いて白くなっていた。
冷え込んだ朝は、さぞ美しかったことだろう。

白い木々の間を歩いている自分を想像してみた。

 

最初の急斜面が見えてきた。
昨年 初めてここを歩いた時は、沈み込みもあってキツく感じられたなぁ。

 

今回は、沈み込みが ほとんど無く、
昨年のようなキツさを感じずに登ることができた。




斜面を登っていると、
青空に向かって枝をのばし広げているブナが たくさん立っていた。



斜面を登り切ったところで振り返って見る。



なだらかな所を少し歩いて行くと・・・

 


次の急斜面が見えてきた。




昨年は 「1・2・3・・・」と歩数を数えながら登り、
「50歩とか100歩登ったら振り返って景色を眺める」を繰り返して
やっと急斜面を登ったんだった。

 

ありがたいことに、
この日は 歩数を数えなくても登ることができた。

 

急斜面を登りきると、
木々の向こうに 真っ白な外輪と湯ノ台から続く尾根が見えた。

 

細くクネクネしたブナ。
その幹の風雪が吹き付ける側に 雪が残っている。

こういうブナの林もキレイだなぁ・・・と眺めながら


しばらく 緩やかに登って行く。





 

 

 

ブナ林からをぬけ、開けたところに出た。
スキーのトレースは  そこでグルグル回っていて、
その先に続く宮様コースの方にはトレースが無くなっていた。



向こうの急斜面までのなだらかなところは
背丈が低く細い木がワシャワシャ生えている状態なので、
おそらく先行者は、宮様コースの東側のブナ林の中を進んで行くことにしたのだろう。

私は このまま宮様コースを進むことして
歩けるところを探しながら やや西寄りに木々の間を行った。

急斜面の下に来たところで どこを登って行こうか見上げ、




東側の美しいブナ林の方に少し回り込んでから

 

急斜面を登り始めた。

 

南向きの斜面。
昼を過ぎて陽差しで少し雪が緩んできていて、思っていたよりズルズル滑り気味。
急斜面を踏ん張りながら?ジグザグに登って行った。

 

登りにくい急斜面で 余計な力が入ってしまったけれど、
ブナの木々の奥に青空と遠くの景色が見えて 元気が出てきた。

 

急なところを登り切ったころ、
コースの西側のブナ林を 女性がスキーで下ってきたのが見えた。
滝ノ小屋まで登ってきたという。
「小屋に今3人いますよ~」
と言って滑って行った。

 

急斜面を登り切って間もなく、
再びスキーのトレースが合流。

ここからもジワジワとした登りが続くけれど、
奥に見える外輪が少しずつ大きくなってきているので、
頑張ろうという気持ちになる。

 

 


標高1000mを越えた辺りからだったろうか、
西からの風雪が吹き付けるブナの幹に雪が着いていて・・・

 

細い枝先にも雪がついていて、きれいだった。

 

少し解けた枝先の雪?氷?に午後の陽が当たってキラキラしているのを、
何度も何度も立ち止まって眺めた。

 

ジワジワと登ってきたところを振り返って見る。

 

枝先の雪だけではなく、
雪面に写る木々の影もキレイだった。

見下したり・・・

見上げたり・・・


この辺りまで来ると 頻繁に立ち止まるようになった。



 

 

 

 

ウサギトレース。
あっちから・・・

 

あっちへ・・・

 

スキーのトレースを横切っていた。

 

東側が開け、遠くまで見えるようになった。
上の方が白くなっている手前の山は、昨年初めて登った丁岳ではないか?

 

振り返って見る。
おお~だいぶ登ってきたぞ。

ここから滝ノ小屋手前まで、
まだ登るよ~。

 

                         ・・・③へ続く・・・