遠くの山々を眺めてたところから、
樹林帯へと入っていく。
午後2時半近くなり、
木々の影は 登ってきたときより長くなっていた。
青空をバックにウネウネと枝を広げたブナが、
とてもイキイキと楽しそうに見える。
陽の光を受けてキラキラ光る枝の氷も。
木々の影が自分の方に向かってのびている時は、
その勢いに圧倒されることがある。
縞々な影は、シ~ンとした雰囲気。
その雰囲気を壊さずに眺めていたい気持ちと同時に、
縞々の上をワシャワシャと歩いて行きたい気持ちに。
せっかくだからワシャワシャ歩けばいいのに・・・
なんとなく気持ちに余裕がなくて、
とにかく地形を確かめながら下っていく。
う~ん・・・
気持ちに余裕が無いと、
いろんなものを見過ごしてしまったり体験しないでしまったりするなぁ・・・。
雪が枝や幹に着いてキレイなブナ林をどんどん下り・・・
宮様コースの急斜面を下って・・・
細い木々が傾いて生えたところをぬけ・・・
先行者のトレースに合流。
ブナ林へ。
雪面の点々?は、枝から落ちた水滴の跡かな?
次の急斜面。
表面は 登って来る時とそれほど変わっていないようなのに、
中が柔らかくなっているのか、
たまに先行者がズボッとなった跡があった。
もう一つ やや急な斜面があり、
登りは真っ直ぐ向こうから来たのだけど、
先行者のトレースがある方(荒木沢の少し手前の車道に出る)に行って見たいと思い、
トレースを辿って下ってきた。
15:00 車道に合流。
私が尾根に上がったところから、何度かクネクネ登ったところから入るのかぁ。
少し車道を下ったところで 合流地点を振り返って見る。
そうそう、あそこで視界が開けて遠くの景色が見えるんだよね。
(無雪期のことを思い出した)
日本海が少しずつオレンジ色っぽくなってきている。
その手前には、同じようにオレンジ色っぽく最上川が見えてる。
登りのときの尾根を下っていれば、今頃あの辺を歩いてたかな・・・
と、右側の尾根を見上げてみる。
ちょっと離れた林の中に鳥の巣らしきものがあり、立ち止まって見た。
でも、この時期に巣に乗っかっているのは・・・雪だよね。(;^ω^)
合流地点から10分ほど下って
登りの時に尾根に上がった地点まで来た。
さぁ、ここからが 意外と長いんだよね。(;^ω^)
ショートカットしながら下って・・・
車を停めたところまでは 1時間くらい?
・・・⑥へ続く・・・