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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/05/12 『大川清一写真展 ~北東北 山々の輝き~』…秋田県立美術館

 

大川さんの写真展が 秋田県立美術館で開催中との情報をいただき、
ちょっと遠出して行くことにした。

2年前に大川さんの地元である秋田県美郷町で開催された写真展を観に行って感動し、
いつかまた写真展があったらいいなぁ・・・と思っていた。

会場の秋田県立美術館までは、高速を使って2時間半くらい?

鳥海山と、水が張られた田んぼに映る鳥海山をチラチラ眺めつつ、
北へ向かう。

 

この日の天気は下り坂。
遊佐の辺りまで来ると、鳥海山上空に大きな傘雲っぽい雲があった。

少しずつ見える形が変わっていく鳥海山をチラ見しつつ走っていき、
象潟ICから高速に上がった。

道の両側の山の斜面には、薄紫のフジの花が真っ盛りだった。

秋田中央ICで高速を下り、秋田市内へ。
そして美術館の方へ向かったのだけど・・・

晴れの休日で、美術館近くのいくつかの駐車場は満車。
美術館の周辺をグルグル周って・・・
ようやく1・2台空いた駐車場を見つけ、停めることができた。

駐車場から5分ほど歩いて秋田県立美術館に到着。

 

美郷町での写真展で展示された作品に 初展示の作品を加え、
105点の展示だそうだ。

 

大川さんは、2019年4月から 秋田魁新報に山の記事を連載中とのことで、
その記事を楽しみに観ていて来場した人も多いのだろう。

私には観に行けない景色、
大川さんだからこそ歩いて観に行ける景色が多く、

素晴らしい景色に感動しつつ、
その写真を撮影するための山歩きの様子を想像しては スゴイなぁ・・・と思った


特に40kgもの装備を背負って冬山に向かっての撮影は、
大川さんだからこそできることなのだろう。

 

鳥海山の写真も多数。
大川さんが写真を撮り始めるきっかけになったのが鳥海山だそう。
私も見てみたい厳冬期の鳥海山の景色、美しい・・・。



 

上から吊り下げられてる作品があるのも、とてもよかった。

 

スライドコーナーもあり。
展示されている写真より多くの写真を見ることができるそうだ。

 

ここにあるものでも重そうだけど、
実際の持ち物はこれ以外にもあるんだよね。

 

 

 

大柄な大川さん、靴のサイズも大きい・・・。

 

このテントに泊まりながら、撮影のタイミングを数日間も待つこともあるそう。

 


縦2.4m、横4mあるという特大パネル(重さは80kg!)。
少し離れたところからも眺めた。

 

この日は 14時から大川さんによるギャラリートークがあり、
100点を超える作品の中から大川さんが選んだ数点についてのトーク
写っている景色のこと、撮影ポイントに行くまでのこと、撮影時の状況・・・などなど、
大勢の方がお話に聞き入っていた。


吹雪が止むのを何日かテントの中で待っての撮影については、
「ヒトって、3日間くらい食べなくても大丈夫ですから・・・」
と、大変な状況をも穏やかでやわらかな口調で語っていた大川さん。

厳しい自然を写した写真でも どこか優しさが感じられるのは、
大川さんのお人柄が表れているのだろう。



ギャラリートーク終了後、会場をあとにした。



 

大砂川のコンビニからの鳥海山

 

遊佐に入ってからの鳥海山

大川さんの写真から元気をいただき、
また山に行きたくなった。