清身川の辺りで 水音を聞きながら しばらく過ごし、
また登り始めた。
少し登ったところで
装束場から歩いてきた道を見下ろしてみる。
あの 黄色とオレンジ色の中を歩いてきたんだね～。
少し開けたところを歩いて行く。
右側の斜面を見ると、
ササなどの緑の中に、黄葉の木々。
逆光の中の黄葉の木々が 輝いて眩しかった。
振り返って見る。
また少し登って・・・
また振り返って見る。
前を見たり 後ろを振り返ったり 両側の斜面を眺めたり
キョロキョロしながら登って行くと・・・
トレランの方が下ってきた。
こんな日に山を駆けるのは 気持ちがいいだろうな・・・。
草紅葉の道を過ぎ、少し登ると・・・
景色が 変わるんだ。
じゃん！ 品倉尾根の南側斜面が見えた。
そして その先は・・・
金姥の北側斜面をトラバースする道を歩いて行く。
ポツポツと まだ咲いていたウツボグサ。
この時期、一日の多くの時間 日陰になっている斜面。
そんなところに適した植物が生えている。
コケいっぱい。
ずうっと歩いて行くと、
柴灯森から金姥分岐に続く稜線が見えてきた。
柴灯森の方から下って来る人・・・
柴灯森の方へと登って行く人・・・
その人たちが歩いている道の西側斜面には、
緑の中にオレンジや赤の木々。
既に落葉した木々もあるけれど、
それはそれで いい感じ。
分岐に近づいてくると、
奥に 山頂の方も見えてきた。
斜面を流れ落ちていった水が
あんなふうに沢になって 流れていくんだなぁ・・・
と、見下ろして眺める。
分岐の手前まで来ると、月山の山頂も見えてきた。
１０：３２ 金姥分岐まで来た。
さて、ここから柴灯森の方へ行くか・・・
それとも 姥ヶ岳へ登ろうか・・・。
時間は まだあるぞ。
・・・④へ続く・・・
