7:50 タキタロウ山荘に到着。
入り口の戸を開けたら、中から管理人さんが誰かと電話中の声が聞こえてきた。
山荘の前の木々の葉の間からは、大鳥池の水面に映る山が見えた。
水鏡に映る景色を見ることができたらいいな・・・と思いながら登ってきたので、
その景色を4年ぶりに見ることができそうで 嬉しくなった。
山荘前の木々の紅葉もキレイ。
やわらかなオレンジ色に色づいたナナカマド。こんな色もいいなぁ・・・。
!!!
以東岳山頂と その近くに小さく以東小屋が見えるではないか。
・・・時間的には 以東岳まで行ってくることができそうだし、
・・・上の方の様子をみると 雪がだいぶとけていて 私でも歩くことができそうだ。
・・・さざ波が出てくる前に、水鏡になった大鳥池に紅葉の景色が映るのを観たい!
と暗いうちにスタートしてきたので、まだ時間はある。
体調も気持ちも 大丈夫だし、
ここまでもコースタイムくらいで登ってくることができたので、
この調子で歩けば、周回して山頂まで行ってくることができそうだぞ。
・・・ということで、
「水鏡に紅葉が映る景色を眺め、タキタロウ山荘前で のんびりコーヒータイム」から、
「以東岳山頂から 紅葉の大鳥池を眺める」に 変更。
今は曇り空だけど、予報では昼頃から晴れるようだったし、天気も大丈夫そう。
・・・ということで、
8:00 タキタロウ山荘から その先へと歩き出した。
紅葉の木々の間から白いタキタロウ山荘が見えるの、いいなぁ。
わっ、キタ~~~! \(^o^)/ 暗い中をスタートしてきた甲斐があった~。
のんびり眺めたい気持ちだけど、先へ進まなくちゃ。
でも・・・
万華鏡のような景色が素敵で、
やっぱり何度も立ち止まって眺めてしまう。
尾根の右側と左側で生えている植物が違うから色も違ってるのがオモシロイな。
オツボ峰コースとの分岐。
こっちから下ってくる予定。
こんな水際を歩くところも。
紅葉の中のタキタロウ山荘を 何度も振り返り見る。
タキタロウ山荘から東沢出合の渡渉地点までは、コースタイムで40分。
この道を歩くだけでも、十分 大鳥池周辺の紅葉を満喫できて いい感じだし・・・
それを目的に来たんだけど・・・
来てしまったら、やっぱり上まで行きたくなったんだよね。
小さく登ったり下ったりを繰り返しながら歩いて行く。
もちろん、水鏡に映る景色を何度も眺めながら。
少し さざ波が立ってきたのだろうか。
早朝にスタートしてきて 水鏡の状態の時に来ることができて良かった、
と あらためて思った。
振り返って見る。
青空だったらなぁ・・・と思う気持ちもあるけれど、
曇り空の下のやわらかな色も、これはこれで素敵だ。
東沢出合が近くなってきた。これから登っていく直登コースも。
歩くたびに撮っている 尾根に生えた木々を
今回も やっぱり撮りたくなった。
たくさんの★の中に、色の違う★。
水際の平坦な道が ずうっと続くわけではなく、
それなりの?小さなアップダウンのある斜面のトラバース道。
なんと、ロープがある箇所も。
以前はロープが無かったところ、大雨の時にでも崩れたのだろうか。
ロープのある急なところを下っていくと、
すぐ足元に 透明な水の底に沈む落ち葉が見えた。
うわ~水が透明だ~。
向こう側の紅葉の木々と、その紅葉が映る水面と、その奥に見える水底と。
前回来た時は 魚の姿が見えたけど、この日は残念ながら見えなかった。
水面に映る紅葉と 透明な水の下に見える底とが 重なり合っている。
斜面のトラバース道を下りて南側にちょっと進むと・・・
8:30 東沢出合の渡渉地点。
以東岳山頂はガスの中。
私が登っていった頃、青空が出てきてくれますように!
この日は水量が多くなく、渡渉に問題なし。
黄色く色づいたカエデ類の間の道を進んでいると・・・
! 雲の切れ間に 少~し青空が見えるじゃないですか! \(^o^)/
これから どんどん青空が広がるといいな~。
振り返ってみたところに滝が見えた。
渡渉地点から5分ほどで、尾根に登る地点の方へ。
その途中にあったのがサワフタギの実。
初めて来たとき、この真っ青な色にビックリしたっけ。
さぁ、間もなく 直登コースの急登が始まるよ。
・・・④へ続く・・・