登るにつれ、ガスが流れるようになってきた。
こんな時、トレースが無いと心細いけれど・・・
慌てずに周りをよく見て進めば大丈夫。
と自分に言い聞かせる。
強い西風が吹き抜けるところでは、
木々の東側にできる波が大きい。
車道が近くに。
波・波・波・・・。
シュッと筆で描いたような模様もあれば・・・
丸っこいハートのような模様も。
ブナと杉と松と。素敵な色合い。
木々の向こうの庄内平野、日が差して明るくなってるところがあるなぁ。
と眺めながら登っていると・・・
自分の近くにも 一瞬 薄日が差した。
前方、下ったところに
下りきったところで見えた西側の景色。
建物の間を通って急斜面の方へ行こうかなと思ったのだけど、
薄っすら残るトレースが 建物のそばの雪山?へと上がっていたので、
そっちへ行ってみることにした。
建物のそばから そのまま急斜面へと向かうのはキツどうだったので、
一度下ってから急斜面に登っていくことにする。
ここは ちょっと道に入ろう。
スノーシューで脛の辺りまで沈むくらい。
細い枝に、小さな💛。
こんな雪が頭の上に落ちてこないように・・・と思いながら登っていくと・・・
風が吹き抜ける場所に出た。
霧氷なのか、細い枝の1本1本が白くなっていた。
ガスの中、ブナの高木を見上げながら斜面を登っていく。
登りきったところで振り返る。
道の部分は、やっぱり雪がいっぱい。
波打つ道。
スノーシューで膝くらいまでに。
山頂に近づくにつれ、道の両側には杉の大木が。
そろそろ南谷への分岐かな。
今日は、直進して山頂へ行こう。
・・・と思いながら進んでいくと、前方から歩いてきた方が。
「ままふぃ~さん!」
ままふぃ~さんとお会いするのは、昨年8月上旬の月山以来かな?
この日は、随神門の方から登ってきたそうで、
山頂を通って料金所の方へ下り、バスで随神門まで戻る予定とのこと。
「南谷の方、トレースが無くて面白そうったよ~」
と ままふぃ~さんからお聞きし、そちらへ行ってみたくなった。
では、また その辺の山でお会いしましょう!
なるほど、バスを使って、随神門~山頂~荒澤寺側へと歩くってこともできるか・・・。
さすが ままふぃ~さん。
さぁ、分岐にきたよ。
まっすぐ下ってきたのは ままふぃ~さんのトレース。
分岐から右側に向かったトレースもあるなぁ・・・。
私は・・・。
・・・③へ続く・・・