樹林帯に入っていくにしたがって、
さっきまでのような強風ではなくなっていく。
ものすごい強風が吹き付ける斜面でも生きていくブナはスゴイなぁ・・・
と あらためて思った。
生えている場所の環境によって 姿が違うブナを
下りながら 西側の雪庇を眺めた。
この辺りのブナは、
ウネウネ。
この辺りのブナは、細くてスッとしてる感じ。
たまに 振り返って見る。
登ってきた時のトレースを見つつ、
トレースのないところを下っていく。
殻斗をたくさんつけたブナ林では、
春になって 地面にブナの実生がたくさんあるる様子を想像してみたりして。
急斜面の上に来ると、
登ってきた時のことを思い出しつつ下り・・・
下り切ってから 振り返って見る。
なだらかなところをしばらく歩いて
また振り返って見る。
西側の壁を見上げるところまで下ってきた。
最後の急斜面を下り・・・
なだらかな下りになって
緩やかに登り返す辺りまできたら、
私のトレースを辿った別のスノーシューの跡があることに気づいた。
あの酒田のお二人だろうか。
それとも別の方だろうか。
13:10 標高813m地点まで戻ってきて振り返ると、
1時間前にいた辺りが 遠くに見えるようになっていた。
尾根から車道に下りる地点は もうすぐだ。
西側に目を向けると、
登ってきた時は吹雪に霞んでいた 鳳来山~月光坂~大黒台への坂が見えた。
もう一度振り返ってみたけれど、
上の方は やぱりガスが流れていて スッキリ晴れることは無さそうだった。
13:15 尾根から車道に下りた。
ここからは、ショートカットしながら下っていく。
・・・あの牧場歩きが長いんだよな~・・・
と思いながら見下ろす。
ここから 車道をショートカットしながら下っていく。
車道に出たら そのまま横切って またショートカット。
ブナ林の斜面を下ってきた。
朝は吹雪だったけれど、下ってきたら青空。
晴れたのはいいけど、ここから車を停めたところまでが
長~~~~いんだよなぁ・・・。
やや後方を振り返って、鳳来山~月光坂~その次の坂。
次に あの急斜面を登るのは いつになるのか・・・。
吹雪が描いた波のような模様。
朝のトレースが 吹雪で ほぼ埋まってしまってる。
何度か振り向いて見たけれど、上の方は やっぱりガスの中。
この日は、真っ白な外輪は見えなかった。
ようやく戻ってきた。
帰路に眺めた鳥海山。
やっぱり上の方はガスの中だった・・・。
まさかの吹雪スタートだったので、
せめて車道から尾根に上がるところを確認できたらいいなぁ・・・と思いながら登っていったのだけど、
結局 滝ノ小屋まで行くことができた。
初めてのコースを 緊張気味に地図・地形を見て現在地を確認しながら登っていったので、
実際にかかった時間以上に長く感じられ、疲労感が大きく、
なんだか修行のように感じられた山歩きだったなぁ・・・。(;^ω^)
でも、
気になっていた『宮様コース』を歩いて滝ノ小屋まで行くことができたのでヨシ。