七ツ釜避難小屋のすぐ先も 急斜面。
でもその分、
少し登ったところで振り返ったら、避難小屋が下に見えた。
あっちにも こっちにも、
すべった跡、歩いた跡。
みんなそれぞれ、
自分のペースで一歩一歩 登っている。
少し登っては 立ち止まって眺め・・・
また少し登っては 立ち止まって眺め・・・
時々 振り返っても眺め・・・
そんなふうに のんびりゆっくり 一歩一歩登っていく。
向こうの人たちも。
途中 冷たい西風が吹きぬける辺りで肌寒くなり、
ウィンドシェルを着た。
雄大な景色を眺めながら のんびりおやつタイム、
っていうのもいいね。
私も何だかお腹が減ってきたなぁ。
登る方向が左側に変わる辺りまで登って・・・
８：３８ スタートしてから２時間ちょっと。
ちょっとこの辺で おやつタイム。
エネルギー補給して 再び登り始めた。
あそこまで登った先には どんな景色が広がっているのかなぁ・・・
と思いながら急斜面を登って行くと・・・
うわ、七高山にグンと近づいていた感じじゃないですか！
でも・・・近いようで なかなか近づけないんだろうな～。(;^ω^)
ふぉ～～～
振り返った景色もすばらしい～・・・
しかし！
予想通り、
最後の急斜面で ペースダウン。
ここに来て こんな感じだからね～。
あの方は トラバース気味に斜めに登っていったけれど・・・
陽ざしで雪が緩んできた急斜面をトラバース気味に登るのが不安なので、
私は ここまでと同様に ガツガツと蹴り込みながら直登していくことにする。
キツくなってきて立ち止まる回数が増えてきたけれど・・・
向こう側を登っている人たちも 休み休み一歩一歩登っている様子を見て
自分も一歩一歩登る。
早くから登った人たちが シャーッと滑り降りていくたびに 立ち止まって眺めた。
この景色を眺めながら滑り下りていくのは、気持ちいいんだろうな・・・。
あの方たちも一歩一歩登ってる。
あと少し、私も 一歩一歩登って行こう。
うひょ～。ここまで来たよ～。
ん？ あそこに見えてるところ、もう外輪？！
わ、やっぱり そうだ！
外輪まで上がってきた！
七高山と北峰の間に上がったので 七高山の方へ。
９：５０ 七高山に到着。
七高山から新山を眺めると、たくさんの人の姿が見えた。
外輪の向こうに月山、
そして霞んではいるけれど朝日連峰も見えた。
北峰。
七高山まで登れたらいいなぁ・・・なんて思いながら来たのだけど、
まだ１０時前だし、体調も大丈夫だし、
あのスノーブリッジを歩いて新山まで行きたい気持ちが大きくなった。
新山に行くために一番心配な 外輪からスノーブリッジまでのトラバース箇所については、
「道がしっかりできているので大丈夫」
と すでに新山に行ってきた方が教えて下さった。
これはもう、チャンスを逃さず行くしかあるまい！
・・・③へ続く・・・
