有屋分岐から右へ。
おお~稜線の道だ~。
ここまで登ってこれたことが嬉しく、
この時点でガスで山頂が見えないことは 気にならなかった。
西ノ又コースの方、きれいは紅葉が見えるなぁ・・・。
前回は、キヌガサソウを観に、あの手前まで行ってみたのだった。
陽が当たると、イイ感じだぁ・・・。
稜線に出てから なかなか進まなくなってしまったぞ。
稜線の西側は紅葉がキレイだけれど、
東側は シブい色合い。
でも、このシブい色合いも、これはこれでイイな。
6月来た時は、
道のそばに たくさんの花が咲いていたっけ。
有屋分岐の方を振り返ってみる。
その奥にあるはずの前神室山はガスの中。
前方に目を向けると、
ガスが西側から勢いよく吹き上がっていた。
山頂の方から英語の会話が聞こえてきたと思ったら、
「どうぞ」
と私を見て 道を譲って下さった。
神室山を選んで登ってきたということが素敵ですね~。
まだ咲いているハクサンフウロが。
このハクサンフウロが咲いていたのは・・・
そのすぐ近くには
『鏑山大神宮』。
レリーフがあったところから少し進むと
西ノ又コースへの分岐アリ。
ここから山頂までは 15分ほど登るよう。
分岐からちょっと進んだところから 西ノ又コースを見下ろしてみる。
西ノ又コースより南側にある尾根。
谷の方から水音が響いてくる。
山頂の方を見ると、相変わらずガスが吹き上がっている。
その中を下って来る人の姿が見えた。
おっ! 山頂と小屋が見えたぞ!
・・・と思うと、
またすぐにガス。
まだしばらくは、そんな状態が続くのだろうか。
でも、少しずつ少しずつガスが山頂付近の薄くなってきている気がするよ。
そのまま登って行くのかと思ったら、
突然、こんな石を下っていくところあり。
両側が切れ落ちていたので、ゆっくり下った。
この花は・・・センジュガンピ?
会えてうれしいよ。
小さく登ったり下ったりしながら行くと、
山頂が見えた!
10:40 神室山山頂に到着。
山頂から南側には
天狗森へと続く尾根が見えた。
この尾根を歩いて行くと・・・
あのガスがもしゃもしゃしてる向こうにあるはずの小又山に着くんだな。
せっかくなので小屋まで下りていってみよう。
2010年に建て替えられたという立派な小屋。
中に入ってみようと戸を開けたら・・・
どなたかお一人いるようで、
入らずに戸を閉めた。
あの靴の方は、2階で昼食休憩中のよう。
来年でもチャンスがあったら泊まりに来たいな。
小屋のすぐ近くに 水場への下り口があったけど、
けっこう下るようだったのでパス。
小屋の向こうの方へ、台山尾根への道が続いていた。
10:54 山頂に戻ってきた。
冷たい西風が吹き抜けて肌寒さを感じるほどだったので ウィンドシェルを着て
ガスが晴れるのを もう少し待つことにした。
前神室山が見えてきたぞ。
反対側、小又山も、これからガスが取れてきそうな・・・。
軽く早めの昼食を食べながら 待っていたけれど・・・
11:11 神室山山頂を後にして 有屋口の方へと下り始めた。
もう少し待ていれば、ガスが晴れそうだというのに。
実は・・・
自分はキョロキョロ・ノロノロ歩きなので、昼頃まで神室山山頂に着けばいいな、
と思う一方で・・・
もしも 昼前に山頂に着くことができて 時間にも心身にも余裕があったら、
前神室山にも行ってみたいと思っていたのだ。
ここから有屋分岐まで30分。
有屋分岐から前神室山への往復を 休憩を含めて2時間かかるとしても・・・
14時頃まで有屋分岐に戻ってくることができれば、
暗くなる前に登山口に下山できるぞ、
・・・と。
そんなことを考え、
神室山山頂で 縦走路や小又山・火打岳が見えるのを待っているより、
前神室山へ向かうことにした。
ガスが吹き上がってくる時間よりも、
ガスが晴れて向こうの景色が見える時間の方が 長くなっていった。
神室ダムの堰堤も 時々見えるようになった。
西ノ又コースから登ってきて パノラマコースを下るという方々が
次々に登ってくるのとすれ違いながら 有屋分岐へと下っていく。
時々、山頂の方を振り返って見る。
下ってきた尾根の西側斜面。
東側の遠くに目を向けると、奥に栗駒山が見えた。
栗駒山も たくさんの人で賑わっているに違いない。
西ノ又コースへの分岐が近づいてくると、
登って来る人たちの姿が見えた。
紅葉鮮やかな西側斜面。
西ノ又コースとの分岐を通過。
稜線の道のそばには、
いろんな色の いろんな植物。
振りかえって見た西側斜面。
うつくしい・・・。
パッカ~ンと割れた岩。
その登山道側の岩に、レリーフがあるのだ。
おお・・・前神室山まで続く稜線が見えた~。
よ~し、前神室山へレッツ・ゴーだぞ。
11:40 有屋分岐に戻ってきた。
神室山山頂の方、晴れたね~。(;^ω^)
では、14時ころまで ここに戻ってくることにして、
前神室山に行ってみよう。
・・・⑥へ続く・・・