１３：１９ では、ここから山形コースへ。
山形コースに入ってすぐの右側に生えていたのはダケカンバだろうか？
真っ青な空に 白い幹がスッとのび、
パタパタ飛んでいきそうな新緑の葉があった。
下り始めは 歩きやすいんだけれど・・・
そのうち、宮城コースのように 滑りやすい土の道が出てくるんだよね。
でも・・・
急ぐわけではないし・・・
あちらこちら眺めながら ゆっくり下っていこう。
ほら、こんなふうに水がたまってるところがあるよ。
これは・・・ダケカンバ？
私の中のダケカンバは、風雪に耐えてクネクネに曲がった鳥海山のダケカンバのイメージ。
１３：４９ 関沢コースとの分岐で一休み。
そういえば・・・昨年 この辺りで、
「何年も前からあたためていた計画を ようやく実行する時がきました。」
と 小屋泊装備で登ってきて休憩中の方に会ったんだった。
八方平小屋に泊まり、翌日 刈田岳まで行くのだと。
嬉しそうなその方の表情が、羨ましかったな。
時々 甘い香りが漂っていたのは、
アオモリトドマツの香りだろうか・・・。
私が これから ぜひ歩いてみたい山・コースって、どこだろう？
いっぱい ある気がするけれど・・・
もともと心配性？臆病？なので、
「よし、行ってみよう！」となるまでに時間がかかるんだよね・・・。
頭の中は 不安や心配が占めていても、
心の中で行く方に進み始めたら、
登山口の下見に行くとか、下調べするとか、何らかの行動に移るんだけど。
あ、今日みた標柱・案内板の中で、
山形県のものは これが最初かも。
ヒョイヒョイと伸びてるダケカンバがあると、つい見上げてしまう。
宮城コースと 雰囲気が違うね。
こ、これは・・・触らない方がいいヤツ？
途中、涸れ沢のようなところを何か所か越えた。
木の根元に生えたコケが目に入り、立ち止まる。
そういえば、昨年も ここで立ち止まって眺めた木がするぞ、
と思い、可笑しくなった。
「毎度 眺めるもの・景色」もあれば・・・
「今まで 目に入らなかったけど、
今回初めて 目にとまったもの・景色」
というのもあって・・・。
だいぶ下ってきた感じ。
この辺に下って来るまでの間に、
昨年 サラサドウダンに出会ったのだけど・・・
今年は 咲いていなかったのか、気づかなかったのか・・・。
ヤマツツジのツボミがいっぱい。
昨年は けっこう花が咲いていた気がするから・・・
「どこでも今年は花の咲くのが早い」というわけではないんだな。
このカワイイ葉の出方は、カラマツだよね？
昨年「すうっと上に伸びる」というイメージとは違う樹形のカラマツに
驚いたんだった。
環境によって、こんなに樹形が変わるのか～と。
散策路があちらこちらにあるけれど、
寄り道・回り道でずに駐車場の方へ。
山工高笹谷小屋のそばを通って・・・
舗装された道へ出た。
朝は、この右側の案内板から入っていったんだな。
ここからの道の両側に、グミがたくさん生えてた。
おもしろい雲を見上げながら駐車場へ。
車道を横切って・・・
１４：３５ 駐車場に到着。
遠くの景色も眺めながら歩くことができてよかった。
そして・・・フンの主に遭遇しなくて良かった。
ホントは、もっともっと ゆっくりのんびりペースで歩きたかったけれど、
スタートして１５分くらいで クマ糞を見てしまったので、
心のどこかに 早く駐車場に戻りたい気持ちがあったのかも。
