木道を占領するようにいるバッタを踏まないように歩いていると、
何かが ヒラヒラ・フラフラ・・・と飛んできた。
こ・・・これは？
ヘビトンボとか？
これは・・・
キリギリスの仲間のヒメギスのよう。
長い後ろ脚と反った産卵管が目を引く。
コバイケイソウの実。
あらためて見ると、オモシロい形をしてるなぁ。
近くにあったコバイケイソウの葉は こんな感じだった。
オヤマリンドウの花は 今がピークなのか、
そこらじゅうに咲いていた。
１１：３６ 牛首下分岐を少し過ぎたところにあるベンチまで来た。
ここで ２度目の休憩としよう。
おお～・・・こんな感じの草原も素敵だなぁ・・・。
ベンチに腰を下ろし、ボ～ッと景色を眺める。
そんな私の前を、ほとんど切れ間なく人が通り過ぎていく。
・・・牛首の方から下って来る人・・・
・・・反対に牛首の方へ登って行く人・・・
左から右へ・・・右から左へ・・・
次々に通り過ぎていく人たちを見るともなく眺めながら
ボ～ッとしたままベンチで昼食。
・・・心が動かなくなってしまったようなこの感じ、
何なんだろうなぁ・・・
ベンチに腰を下ろしてから１時間くらい経った頃、
一人の女性が下ってきて ベンチの向こう側に腰を下ろした。
「こんにちは！」
と声をかけて下さったその方の笑顔がとても素敵で嬉しくなった。
明るいオーラを放っているような方だった。
少しお話した後、
「何だか 心のエネルギー切れみたいな感じで、
すでに ここで１時間もボ～ッとしてるんです・・・(;^ω^)」
と私が言うと、
「そんな時、ありますよね～。わかります～」
と その方が言った。
その方と言葉を交わしているうちに少しずつエネルギーが回復してきたような感覚があり、
そろそろ歩こうかな、という気持ちになった。
ちょうどその時、登ってきた方たちが。
「今日は 山頂には行かずに、
牛首から姥ヶ岳の方へ歩いて リフトで下りて お気楽登山にするのよ～」
とのこと。
・・・私も そのコースで回って行こう！
と思い、私に元気を下さった方に挨拶し、
１時間以上のんびり過ごしたベンチを後にして再び歩き出した。
ベンチでお話して下さった方にも、
再び歩き出すきっかけを下さった方たちにも、
感謝！
振りかえって見たリフトの方は ガスで白くなってる。
もしかしたら、ガスの中をリフトで下ってくることになるかな・・・？
ま、その時はその時で。
牛首への登りも のんびり ゆっくり。
あちらこちらで立ち止まっては、景色を眺めて。
リフト～姥ヶ岳～柴灯森～山頂～牛首～中腹コース～リフト
・・・というコースの人が多いね。
あんなところにカラスが。
夏から秋へ、という感じの景色、いいですね～。
イワイチョウの種さや？
こんな景色を眺めながら ゆっくり歩いていると、
気持ちも ゆっくりしてくる。
鍛冶月光の斜面には 人・人・人・・・。
下って来る人が多いから、そこを登って行くのは大変だよね。(;^ω^)
１３：１６ 牛首分岐に到着。
さっきまでいたところが いつの間にか遠くなっていた。
人の多い あの鍛冶月光は登らなくていいけれど・・・
ちょっと登ったところから 庄内平野側を眺めたいなぁ・・・。
・・・⑤へ続く・・・
